Windows 10の販売予約スタート! その裏でWindows 8.1も品薄の懸念週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2015年07月25日 13時35分 公開
[古田雄介ITmedia]

「これまで以上に従来バージョンが姿を消すのは早いかも」

 DSP版Windows 10の販売予約が7月25日からPCパーツショップ各店で一斉にスタートした。Windows 10 Proと同Homeの2種類で、それぞれ32ビット版と64ビット版がある。PCパーツとのバンドル販売が前提で、廉価なインタフェースカードとのセット価格の目安は、Proが2万5000円弱、Homeが1万7000円前後となる。詳報は追ってアキバPick UP!でお伝えしたい。また、深夜販売情報はまとめページを参考にされたい。

パソコンハウス東映のDSP版Windows 10予約受け付けPOP

 にわかに存在感が増してきたWindows 10の裏で、従来バージョンの売れ行きも加速している。Windows 7各バージョンの市場在庫が薄くなっている流れは前回のリポート通りで、OS価格表に張られた「売り切れ」の札は先週よりも確実に増えている。

 BUY MORE秋葉原本店は「Windows 7が早めになくなりそうという情報はけっこう浸透しているようで、従来の環境を維持したい法人さんなどが複数買っていくという動きは途切れません」と話す。

TSUKUMO eX.のOS価格表。7で唯一のストックとなるProfessionalも「残りわずか!」という状況

 8.1も油断ならない。今のところはどこのショップでもWindows 7に比べて十分な在庫があるが、こちらも近いうちに供給がストップし、市場在庫のみになるといった懸念が広がっている。

 あるベテラン店員さんは「これまでは1〜2世代前のOSが長いこと併売されてきましたが、今回はできる限り早めにWindows 10一本に絞ろうというマイクロソフト側の意識が強いように思います。8.1の特価販売を積極的に実施しているショップは、現時点でかなり在庫を薄くしているはずですから、案外切り替えはスムーズに進みそうな気がします」と話していた。

 10への無料アップグレードを前提にあえて旧バージョンを選ぶ、といった作戦が早い段階で使えなくなる可能性もあるわけだ。Windows 10とともに従来バージョンの価格表も注目していきたい。

BUY MORE秋葉原本店のOS価格表。下にDSP版Windows 8.1の特価POPが張られている。各2本限定ながら、8.1は7560円、8.1 Proは1万800円と目立って安い

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