DSP版Windows 10の販売予約が7月25日からPCパーツショップ各店で一斉にスタートした。Windows 10 Proと同Homeの2種類で、それぞれ32ビット版と64ビット版がある。PCパーツとのバンドル販売が前提で、廉価なインタフェースカードとのセット価格の目安は、Proが2万5000円弱、Homeが1万7000円前後となる。詳報は追ってアキバPick UP!でお伝えしたい。また、深夜販売情報はまとめページを参考にされたい。
にわかに存在感が増してきたWindows 10の裏で、従来バージョンの売れ行きも加速している。Windows 7各バージョンの市場在庫が薄くなっている流れは前回のリポート通りで、OS価格表に張られた「売り切れ」の札は先週よりも確実に増えている。
BUY MORE秋葉原本店は「Windows 7が早めになくなりそうという情報はけっこう浸透しているようで、従来の環境を維持したい法人さんなどが複数買っていくという動きは途切れません」と話す。
8.1も油断ならない。今のところはどこのショップでもWindows 7に比べて十分な在庫があるが、こちらも近いうちに供給がストップし、市場在庫のみになるといった懸念が広がっている。
あるベテラン店員さんは「これまでは1〜2世代前のOSが長いこと併売されてきましたが、今回はできる限り早めにWindows 10一本に絞ろうというマイクロソフト側の意識が強いように思います。8.1の特価販売を積極的に実施しているショップは、現時点でかなり在庫を薄くしているはずですから、案外切り替えはスムーズに進みそうな気がします」と話していた。
10への無料アップグレードを前提にあえて旧バージョンを選ぶ、といった作戦が早い段階で使えなくなる可能性もあるわけだ。Windows 10とともに従来バージョンの価格表も注目していきたい。
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