マウスコンピューターが主催する夏休みイベント「親子パソコン組み立て教室」が長野県飯山市の同社工場で行われた。実際に自分の手でPCを組み立てることにより、子どもたちに“モノ作りの楽しさ”を分かりやすく伝えるのが狙い。2010年に実施された第1回から数えて今年で6回目となる恒例のイベントだ。夏休みを利用した30組の親子がPC自作に挑む。
イベント冒頭に登壇したマウスコンピューターの小松社長は、「パソコンの中身を知ることで是非パソコンを好きになってほしい。みなさんは今、スマホやタブレットでいろいろな動画などを見ていると思いますが、そうしたコンテンツを作るのはパソコンです。(組み立て教室を通じて)将来、仕事の役に立つパソコンというものを理解し、モノを作る楽しさも体験してほしい」とあいさつした。
続いて、来賓として招かれた飯山市の足立市長は、「飯山市は風景もいいし、動植物などの自然にも恵まれているだけでなく、マウスコンピューターのような最先端の企業もある」と述べ、北陸新幹線の開通により飯山市がさらに短時間で訪れることができる場所になったとアピール。「パソコンは使うことはあっても組み立てるのは初めての方が多いと思う。自分だけのパソコンを親子そろって組み立てるのはいい思い出になるはず」と声をかけた。
組み立て教室の校長先生を務めるのは、第1回からおなじみの橋立氏。実際に工場で行われている作業の流れとして、部材の受け入れから、組み立てるパソコンに必要なパーツのピッキング、組み立て、機能・負荷検査、付属品の収集、最終検査、そして出荷と、一連の流れをスライドで説明し、まずは工場内の見学からスタートした。
マウスコンピューターの組み立て教室は、用意されたベアボーンを机上で組み立てるだけ、といった一般的な自作教室とは異なり、あらかじめ注文した自分の構成表を元に工場からパーツをピッキングするところまで含んでいる。実際に工場内で行われている作業をなぞるかなり本格的な内容だ。
パーツのピッキングが終わったらいよいよ組み立てだ。校長先生の「CPUは脳で〜、メモリは机で〜」というお決まりの説明を退屈そうに聞いていた子どもたちも、実際にパーツの袋を開封して実物を手に取ると好奇心全開で目を輝かせる。見ているこちらも楽しくなってしまう。
→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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