重箱スタイル「ThinkPad Stack」の“いいところ”と“わるいところ”ただの周辺機器じゃない(1/3 ページ)

» 2015年08月07日 17時19分 公開
[鈴木啓一ITmedia]
ココが「○」
・4つのユニットコンパクトに積み重ね
・ケーブル1本で接続完了
ココが「×」
・4つ全部で重さ700グラム超
・組み合わせにコツあり

ThinkPad Stack って何?

 Lenovoが発売したThinkPadの周辺機器「ThinkPad Stack」は、最大4基のユニットを積み重ねた「重箱」のようなスタイルのユニークな周辺機器のシリーズだ。それぞれのユニットは機能別となっていて、以下の種類を用意している。

  • ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー(以下 スピーカーユニット)
  • ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク(以下 パワーバンクユニット)
  • ThinkPad Stack ワイヤレスルーター(以下 ルーターユニット)
  • ThinkPad Stack 1TB ハードドライブ(以下 HDDユニット)
4つの機能に分かれたユニットを積み重ねても使えるThinkPad周辺機器「ThinkPad Stack」

 なお、製品パッケージのラインアップとしては以下の組み合わせをそろえている。

  • スピーカーユニット単体「ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー」
  • パワーバンクユニット単体「ThinkPad Stack 10000mAh パワーバンク」
  • ルーターユニットとHDDユニットのセット「ThinkPad Stack ワイヤレスルーター/1TB ハードドライブキット」
  • 全4種類のユニットのセット「ThinkPad Stack プロフェッショナルキット」

 今回は「全部入り」の「プロフェッショナルキット」の使用感を試してみた。

 箱を開けてみると、黒い箱に4つのユニットをていねいに梱包していた。アクセントに赤いラインを配置するあたり、ThinkPadとカラーデザインをそろえている。

ThinkPad Stack プロフェッショナルキットのケースもThinkPadカラーリングで統一している

パッケージを開けるとピシっと各ユニットを収納している

ThinkPad Stack プロフェッショナルキットには4つのユニットのほかにUSB充電器にUSBケーブル、そして、4つのユニットを収納できる巾着が付属する

巾着の内側は赤。ここでもThinkPadカラーリングで統一した

 4つのユニットは、高さは異なるが、幅と奥行きのサイズを136×76.8ミリに統一している。各ユニットは磁力で固定するが、このとき、「ポゴピン」と呼ぶ有線接続を介して電気的に結合する。4つのユニットの重ね順は任意だが、Quick Setup Guideによると、ルーターユニットとHDDユニットはなるべく隣り合わせがいいなどと書いてある。ただ、実際に使ってみると特にそれほど気にすることもなかった。なお、ルーターユニットには、同時にHDDユニットを最大2台まで接続可能だ。

ユニット間を接続する「ポゴピン」。ボディ左端に金属端子の列が見えるが、これが「ポゴピン」のコネクタ部になる。ボディ上面と底面に配置している

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