家族などほかのユーザーにもNASの利用を解放する場合、1つのアカウントを家族で共用するのではなく、家族一人一人にアカウントを用意しておく。これによってユーザーごとにフォルダのアクセス権限が設定できるようになり、プライベートなデータを家族に見られる心配がなくなる。ここでは単に「user1」「user2」とつけているが、具体的に家族の名前をつけてももちろん構わない。
フォルダのアクセス権限をきちんと設定しておけば、権限のない他のユーザーが中を見ることはできないが、フォルダの存在そのものは丸見えだ。
あからさまに怪しいフォルダがあり、かつアクセスが禁止されているとなると、家族から理由の説明が求められることは確実。こうした場合はフォルダ自体を見えない設定にしておこう。以下のようにチェックひとつ入れるだけで、共有フォルダの一覧には表示されなくなる。
ただしこれを設定すると、ネットワーク上でフォルダの一覧からも見えなくなり、アクセスしづらくなってしまう。アドレスバーで「\\ds215j\秘密のフォルダ」といった具合にパスを入力すれば開くことはできるのだが、最も望ましいのは、あらかじめデスクトップなどにフォルダへのショートカットを作っておくか、ネットワークドライブもしくは「お気に入り」として登録しておくことだ。
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