紙のノート代替を提案する2in1「dynaPad N72」のパフォーマンスを検証する12型で世界最薄最軽量(3/5 ページ)

» 2015年12月10日 06時00分 公開

ガラスと液晶の隙間を無くすことでペンの書き心地を向上

 12型WUXGA+(1920×1280ピクセル)のタッチディスプレイは、画素密度が約192ppi(pixel per inch:1インチあたりのピクセル数)で、静電容量式10タッチポイント対応。さらに、付属する専用デジタイザペン(アクティブ静電結合方式)をサポートする。

タッチディスプレイ 12型WUXGA+(1920×1280ピクセル)のタッチディスプレイ

 ディスプレイに関しては、製造元情報は非公開となっているが、HWiNFO64によるディスプレイ情報には、東芝製(Model:TOS509C)と表示された。表面の保護ガラスは耐指紋コーティングを施した「Corning Gorilla Glass 3」で、液晶と隙間のないダイレクトボンディング方式を採用しているため、耐久性も見込めるほか、乱反射を抑え、ペンで書いた時の視差が少ない設計となっている。

本格的な絵の描写も可能 本格的な絵の描写も可能だ

 照度計(Zhangzhou WeiHua Electronics製、LX-1010B)で画面中央部の明るさを計測したところ、輝度100%設定の全画面白表示で、443ルクスと明るめの結果となった。屋外での使用にも耐えうる明るいディスプレイで、モバイルユーザーは重宝しそうだ。

照度計 照度計(Zhangzhou WeiHua Electronics製LX-1010B)で画面中央部の明るさを計測

キーボードドックとは思えないほどキータッチが良好なキーボード

 付属するキーボードはJIS配列準拠87キー、キーピッチは19ミリ、キーストロークは1.5ミリ、キーボードドックの重量は420グラム(カタログスペック)となる。タブレット本体とは接点による接続のため、面倒なペアリングなどは不要だ。

付属キーボードドック 付属するキーボードドック

 実測したところ、主要キーのサイズは、15.5(横)×13.0(縦)ミリと縦方向に短く、キーピッチは横方向18.5ミリ、縦方向が約17ミリと、こちらも縦方向に若干短いレイアウトだった。実測による重量は約412グラムであった。キータッチは良好で、剛性に優れているため素早いタイピングが可能。特にキートップ部分がわずかにくぼんでいる(カタログ値0.2ミリ)ことで、指にフィットしやすく好感が持てた。

キーにくぼみ キーにくぼみを設けることで、キータッチ感を向上させている

 クリックパッドは、ジェスチャーコントロール機能付きのクリックボタン一体タイプ。キーボードの下部、若干左側にレイアウトされている。実測値でのサイズは約100(幅)×約52(高さ)ミリで必要十分な大きさを確保している。指の滑りも良好でコントロール性も悪くない。

クリックパッド クリックパッドの横幅は約100ミリ

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2024年04月26日 更新
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