外出先から自宅のNASを活用できる「リモートアクセス機能」はこんなに便利Synologyで始めるNAS入門 第2回(3/4 ページ)

» 2015年12月16日 16時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

外出先から自宅内のNASにリモートアクセスするには(スマホ編)

 ここまで見てきたリモートアクセス機能は、PCだけでなくスマホやタブレットからも利用できる。ここでは前述のFile Stationと同等の機能をスマホから使えるSynologyの専用アプリ「DS file」を紹介しよう。

 まずは「DS file」を起動し、リモートアクセス用のID(後述)と、ユーザー名およびパスワードを使ってログインする。フォルダの一覧が表示されるので、階層をたどって目的のファイルを探す。目的のファイルが見つかれば、あとは移動やコピー、名前の変更、ダウンロードのほか、共有リンクの発行など、PCからログインした場合と同じ作業が行える。

「DS file」の起動画面。リモートアクセス用のID、ユーザ名、パスワードを入力してログインする(画面=左)。アプリの内容はいわゆるファイラーであり、アイコン表示のほかリスト表示にも切り替えられる。もちろん並び替えなども可能(画面=右)

画像ファイルはアイコン表示でプレビューできる(画面=左)。個々のファイルは移動やコピー、名前の変更、ダウンロードはもちろん、共有リンクの発行なども行える(画面=右)

これは共有リンクの発行画面。PCから操作した場合と同じく、有効期限の設定や、パスワードの追加が行える(画面=左)。検索機能はかなり詳細な条件指定が可能で、スマホの小さな画面でも目的のファイルを発見しやすい(画面=右)

 ちなみに、LAN経由でのアクセスと、外出先からのリモートアクセスでは、速度的にはどうしてもリモートアクセスのほうが遅くなるわけだが、自宅内からリモートアクセス用のIDを使ってNASにログインした場合も、同じLAN上からのアクセスであることが分かった時点で、自動的にLAN経由でのアクセスに切り替わるので、自宅内からアクセスするからといってわざわざリモートアクセス用のID欄をローカルのIDに書き換える必要がない。ちょっとしたことだが、使い勝手がこなれていることを感じさせる部分だ。

【コラム】スマホのブラウザからアクセスするとコントロールパネルが使える

 上ではスマホアプリを使って本製品にアクセスする方法を紹介したが、ではPCからリモートアクセスする際と同じように、スマホからWebブラウザを使って本製品にアクセスすればどうなるかというと、スマホの画面サイズに最適化されたコントロールパネルが表示される。この画面からは、ユーザーやグループの設定を変更したり、共有フォルダの作成や権限変更、サービスやシステム情報の参照などが行える。

 つまり、ホーム画面にある「コントロールパネル」の機能をスマホで使いたければWebブラウザからアクセス、「File Station」の機能を使いたければ専用アプリ「DS file」からアクセスすればよいというわけだ。

 この図式を覚えてしまえば、ふだんPCからアクセスすることが多い人も、スマホから使いこなすことが容易になるはずだ。またWebブラウザ経由でアクセスした画面の下段には、同社のNAS向けに用意された専用アプリのダウンロードリンクも用意されている。これらの使い方は次回改めて紹介しよう。

スマホからブラウザを使って本製品にアクセスすると、スマホに最適化された設定画面(DSM mobile)が表示される(画面=左)。ログインした直後のメニュー。コントロールパネルと同じメニューが並ぶ(画面=右)

新規ユーザの登録や、既存ユーザーの権限変更などの設定はここから行える(画面=左)。共有フォルダを新たに作成する場合はここから行う。アクセス権限の変更も可能(画面=右)

システム情報も参照できる。アプリからうまくアクセスできない場合にステータスを確認できる(画面=左)。リソースモニタ。現在の稼働状況を確認できる。NASになんらかの処理を行わせている場合に、どれくらいの負荷がかかっているか、外出先からでも確認できる(画面=右)

先ほど紹介した「DS file」をはじめ、スマホからアクセスするための専用アプリへのリンクが用意されており、アプリストアにすばやくジャンプできる(画面=右)

PCからログインした際のホーム画面に並んでいる「コントロールパネル」をスマホから使いたければWebブラウザからアクセス、「File Station」をスマホから使いたければ専用アプリ「DS file」からアクセスすればよい


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