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» 2016年02月04日 17時22分 公開

Cherry Trail搭載タブレット:低価格2in1デバイスは、10.1型と8.9型のどちらが買いか? (2/3)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

カバーキーボードが標準で付属

 10.1型モデル、8.9型モデルとも、ボディカバーとキーボード、スタンドを兼ねるカバーキーボードが付属する。カバーはフェルトのようなソフトな素材でキーボードが固定されている。本体との接続は強力なマグネットでしっかりと固定でき、両側のガイドも適度な長さで、着脱はスムーズにできる。

 本体裏面側にくる部分には溝があり、その溝にそって折ることでスタンドとして機能する。手前側に折っても奥側に折っても使えるが、水平に対する画面の角度はいずれも115度となる。

両モデルともサイズにあわせたカバーキーボードが標準で付属し、デタッチャブルの2in1デバイスとして運用できる。カバーはフェルト風のソフトな素材。端にはマグネットがあり、本体を1周くるっとつつんで固定できる

本体にカバーを接続した状態で裏面側を折りたたむとスタンドとして機能する。手前側に折ったほうがより安定して使える

カバーをスタンドとして固定した場合の画面の角度は115度

 見た目には少々頼りないが、設置面が平面な場合はあえて画面を叩くように強くタッチしても(少し遊びはあるが)倒れることはないし、十分な安定感と感じる。ヒザの上など不安定な場所でも奥行きが確保できれば使える印象だ。なお、キーボード込みの重量は、10.1型モデルが928グラム、8.9型モデルが622グラムだ。

 キーボード部分は、10.1型が6列、8.9型が5列で、配列は少しクセがある。特に8.9型はFnキーやFn+Shiftキーとの同時押しが必要なキーが多いうえ、PrintScreenキーなども省略されている。両者ともキーボードユニット自体の剛性はなかなかしっかりしている。ともにスイッチは若干反発が強めの印象だが、タッチ感は悪くない。

10.1型のキーボードカバーはアイソレーションタイプの6列配列で、実測のキーピッチは横約17.5ミリ、縦約15ミリと縦が少し窮屈。タッチ感は少し反発が強めだが、剛性が高く、安定してタイピングできる。キーボード手前には2ボタン式のタッチパッドを備える。スイッチの感触は悪くない

基本スペックはほぼ共通

 基本スペックはストレージ以外は両者で共通だ。CPUにはAtom x5 Z8300(1.44GHz/最大1.84GHz)を採用している。Cherry Trailの開発コード名で知られ、4つのCPUコアとGPUコアに加えて、eMMCインタフェースやカメラインタフェースなどチップセットの機能も統合したタブレットに最適化したSoC(System On Chip)となっている。

 開発コード名「Bay Trail-T」で呼ばれたAtom Z3000シリーズの後継にあたるSoCで、違いは、製造プロセスルールが22nmから14nmに進化したことと、GPUコア性能が強化されており、EU(Execution Unit)を12基装備することだ。

 メモリ容量は2GB、データストレージはeMMCを採用しており、10.1型モデルは64GB、8.9型モデルは32GBを搭載している。Windows 10を利用するには32GBという容量は相当少ない。micro SDXCカードなどを積極的に利用してやりくりする必要がある点は注意したい。

 通信機能はIEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth 4.0を標準で装備する。OSは32bit版Windows 10 Homeだ。Microsoft Office Mobileがプリインストールされ、Office 365サービス(1TBのOneDrive、毎月60分のSkype電話)の1年間ライセンスが標準で付属する。

CPUには開発コードネーム「Cherry Trail」ことAtom x5 Z8300を採用する。4つのCPUコア、GPUコア、チップセットの機能を統合したSoC(System On Chip)だ

GPU-Zの表示。Cherry Trailは先代「Bay Trail-T」の後継に相当し、14nmプロセスルールを導入し、GPU性能が強化されている

Office Mobileは、無料で配信されているモバイル機器向けのOfficeで、タッチ操作に最適化されている点が特徴
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