自作ユーザーにこそオススメしたいBTOパソコンの魅力サイコムの歩き方(2/3 ページ)

» 2016年03月04日 17時50分 公開

豊富なラインアップから自分にぴったりの1台を選ぶ

 サイコムの製品ラインアップは、ユーザーのニーズに合わせて4種類のカテゴリーに分類されたベースモデルが設定されている。設定されているのは下記の4種類だ。

  • スタンダードモデル
  • コンセプトモデル
  • クリエイター向け
  • Premium Line

 ここからは各ラインアップのベースモデルについて簡単に紹介しよう。

コストパフォーマンス重視のスタンダードモデル

 スタンダードモデルは、人気の仕様をベースにまとめたコストパフォーマンスの高いモデルだ。選択時に重視されるPC本体のサイズ3種類から選択できる。「Radiant」というブランド名が与えられている。

Radiant GZ2500Z170

ミドルタワーPC「GZ」シリーズ

 サイズの大きなケースを使用しているミドルタワーPC「GZ」シリーズは、拡張性の高いATXマザーボードを中心とした構成だ。例えば、「GZ2500Z170」では、第6世代Core(Skylake)とIntelの最新チップセットであるZ170を採用したマザーボードを中心に選択できる。標準構成も税込みで6万8010円からと高コスパが光る。

Radiant GZ2500Z170ベースモデルの標準構成(税込6万8010円〜)

  • CPU:LGA1151対応 Intel Core i3/i5/i7
  • メモリ:DDR4 SDRAM 4GB
  • HDD:500GB
  • DVDスーパーマルチドライブ
  • グラフィックス:オンボードVGA
  • OS:オプション(別売)

 このほか、マザーボードをIntel H97に限定することで価格を抑えた「Radiant GZ2400H97」や、Intel X99マザーを中心としたハイエンドモデル「Radiant GZ2400X99」といったIntel系システムに加え、6コアのAMD FX-6300や8コアのAMD FX-8350を選択できるAMD系モデル「Radiant GZ1300A」も用意されている。ちなみにこちらはマザーボードが固定だ。

ミニタワーPC「VX」シリーズ

 高さを抑えたミニタワー型ケースの「VX」シリーズでは、マザーボードにATXマザーよりもコンパクトなmicro ATXタイプを採用している。こちらもチップセットの違いに応じて、4種類のラインアップが用意されている。ケースがコンパクトな分、先のミドルタワーPCよりもマザーボードやグラフィックスカードの選択肢は少なくなっている。

 2016年3月時点で用意されているのは、Intel Z170チップセットの「Radiant VX2500Z170」。Intel H97チップセットを採用した安価な「Radiant VX2400H97」、Intel B150チップセットを搭載した「Radiant VX2400B150」、1つ前の世代(Haswell)のCPUを選択できる「Radiant VX2300B85」が並ぶ。

Radiant VX2400B150ベースモデルの標準構成(税込5万6400円〜)

CPU:LGA1151対応 Intel Core i3/i5/i7

メモリ:DDR4 SDRAM 4GB

HDD:500GB

DVD スーパーマルチドライブ

グラフィックス:オンボードVGA

OS:オプション(別売)


省スペースPC「SPX/SIX/STX/SBX」シリーズ

 省スペースPCはその名の通り、コンパクトさを重視したシリーズだ。人気のカテゴリーと言うこともあり、非常に多くのラインアップが用意されている。「SPX」シリーズにはIntelの省スペースPCの規格であるNUCに対応したものが、CPUの違いによって3種類用意されている。本体サイズは115(幅)×111(奥行き)×48(高さ)mmとコンパクトだ。

 製品の特性上、カスタマイズ項目は少ないが、それでもストレージやメモリの増設などに対応している。このほかキューブ型ケースにmini ITXマザーボードを搭載した「SIX」シリーズやmicroATXベースの「STX」シリーズ、ブック型モデルの「SBX」シリーズなどが用意されてる。

Radiant SPX2500H170ベースモデルの標準構成(税込6万3370円〜)

CPU:LGA1151対応 Intel Core i3/i5/i7

メモリ:DDR3-SDRAM 4GB

HDD:500GB

DVD スーパーマルチドライブ

グラフィックス:オンボードVGA

OS:オプション(別売)


目的から選べるコンセプトモデル

 コンセプトモデルはその名の通り、ゲームPCや静音PC、水冷といったように、目的に特化したスペックのベースモデルが用意されている。特にハイエンドゲームPCは、最新かつハイエンドなパーツを組み合わせて構成することから、BTOパソコンでは人気の高いジャンルとなっている。

G-Master Hydro Z170

ゲーミングPC「G-Master」

 サイコムではこうしたゲーミングPCを「G-Master」シリーズという名称で呼んでいる。ゲーミングPCのジャンルでは、なんと16種類ものベースモデルがある。数が多いためすべては紹介できないので簡単に説明すると、拡張性とコストパフォーマンスを両立させた「StandardModelタワー」シリーズ、キューブケースやミニタワーケースにハイエンドパーツを詰め込んだ「StandardModelキューブ」シリーズ。独自技術でCPUとGPUにそれぞれ一つずつ水冷ユニットを搭載した冷却能力重視の「Hydroデュアル水冷」シリーズ、ゲーマーに支持されているパーツメーカーであるCorsair製のPCケースや、CPUクーラー、電源ユニット、メモリを採用したCorsair公認「CollaborationModel」、グラフィックスカードを2枚構成とした「SLIModel」などが用意されている。PCゲームをサクサク楽しみたいなら、このG-Masterシリーズから選べば間違いない。

StandardModel:G-Master Mace H170ベースモデルの標準構成(税込9万4470円〜)

CPU:LGA1151対応 Intel Core i3/i5/i7

メモリ:DDR4 SDRAM 4GB

HDD:500GB

DVD スーパーマルチドライブ

グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX750Ti

OS:オプション(別売)


Hydroデュアル水冷:G-Master Hydro Z170ベースモデルの標準構成(税込16万2940円〜)

CPU:LGA1151対応 Intel Core i3/i5/i7

メモリ:DDR4 8GB(4GB×2)

HDD:500GB・SSD選択可

DVD スーパーマルチドライブ

グラフィックス:NVIDIA Geforce GTX970

OS:オプション(別売)



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