先週話題を集めていたのはAMDだ。静音性を高めた新型クーラーを付属した8コアCPU「FX-8370」と、4コアAPU「A10-7860K」「A8-7670K」が登場し、価格は順に2万7000円前後と1万5000円弱、1万4000円弱。FX-8370とA8-7670Kはクーラーを変更したリニューアルモデルとなるが、A10-7860Kは新ラインアップで、A10では初めてのTDP 65ワットだ。クロック数は3.6GHz(ターボ最大4GHz)となる。
これらの投入にあわせて旧クーラー搭載モデルを中心に数百〜1000円強の価格改定を実施しているショップが複数みられる。
いずれのモデルも「AMD Wraith Cooler」と呼ばれる新型クーラーを採用しており、「前世代機の10分の1に騒音を抑え」た「ほぼ無音」の動作環境を実現しているという(いずれもAMDの表現)。
TSUKUMO eX.は「パッケージもひと回り大きくなって違いがはっきり分かりますね。リテールクーラーとしてはかなり期待できそうで、注目している人はかなりいらっしゃいます」と話していた。
「新調」が功を奏しているという意味では、DSP版Windows 10 Pro(64bit)の「限定特別パック」も見逃せない。歴代の主要Windowsのロゴをあしらった7種類のピンバッジをオマケにつけた2000台限定パックで、価格は通常のDSP版と変わらない。恒例化していた窓辺ファミリー色が一切ないのが目を引く。
反響は上々のようで、某ショップは「こういうのを待っていたんだという声を何人かの方から頂きました。窓辺グッズを集めていた人たちとは明らかに客層が違って、少し年代が上がる印象です。こういう硬派めのが好きな方も少なくないですから。いいチャレンジだと思います」と話していた。
なお、ピンバッジのラインアップはWindows 98/2000/XP/Vista/7/8/10で、Meや8.1は入っていない。特にMeはパッケージ裏のOS年表でも扱いが小さくなっており、同情に近い注目が集まっている。
BUY MORE秋葉原本店は「公式にこの扱いにされているというところがポイントですよね。Meよりも2000。Vistaや8は外せないけど、Meはまあ……というところ。そのあたりの位置づけが透けているのも見どころだと思います」と評価していた。
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