ストレージは大容量かつ高速なモデルが複数売り出されている。HDDで目立っていたのは、シーゲイトのスタンダードシリーズ「Desktop HDD」に属する8Tバイトモデル「ST8000DM002」だ。価格は3万9000円弱。
2015年2月に近い価格帯で登場し、現在は2万円台後半まで下がっている同社の8TB HDD「Archive HDD ST8000AS0002」と比べて回転数が高く、7200rpmとなっている。入荷したパソコンSHOPアークは「価格がこなれてたら8TバイトHDDの定番になり得る存在ですね。ブランドとしての信頼性も高いですし、長い目でみて期待できます」と話していた。
SSDでは、先々週に登場したSamsungの外付けSSD「T3」シリーズの最上位である2TBモデルが登場している。74(幅)×58(奥行き)×10.5(高さ)ミリ/約51グラムの軽量さは下位モデルと同じで、価格は11万円弱となる。
オリオスペックでは「さすがに個人では使いこなしにくいスペックですが、法人さんからの問い合わせはいくつかいただいています」とのとこで、順調に売れている様子だ。
また、SanDiskの外付けSSD「Extreme 900 Portable SSD」シリーズの960GBと480GBモデルも並行輸入で出回っている。価格は順に6万1000円前後と4万円弱だ。
内部でRAID 0を構築しており、リードとライトともに850MB/秒の高速転送を実現しているのが特徴だ。PCとの接続はUSB 3.1(Gen.2)で、端子の形状はType-Cとなる。「普通の外付けSSDの2倍程度のサイズ感になりますが、高速ストレージを持ち歩きたいなら際だったものがあると思います。衝撃吸収構造がしっかりしていて実用性も高いですしね」(パソコンSHOPアーク)
同じくSanDiskからはIEEE802.11b/g/n内蔵のUSBメモリ「CONNECT Wireless Stick」の200GBモデルも登場している。価格は1万6000円弱だ。これまで16/32/64/128GBモデルが出回っているが、200GBモデルのみホワイトを採用している。PCに挿して通常のUSBメモリとして使いながら、最大3台のPCやスマホなどとも接続できるのが特徴だ。
「物理的なデータのやりとりとネットを使ったやりとりが選べてなかなか便利です。やはり大容量志向の人向けですね」(パソコンハウス東映)
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