ビジネスモバイルの決定版となりうる王道モデル「ThinkPad T460s」の実力に迫るザ・ThinkPad(5/8 ページ)

» 2016年03月29日 06時00分 公開
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ThinkPad伝統の打ちやすいキーボードとTrackPointを装備

 キーボードは6列のアイソレーションタイプを採用し、キーピッチは19×19ミリとフルサイズを確保している。PrintScreenキーが最下段にあるほか、カーソルキーの脇にPgUp、PgDnキーにあるなど、少しクセのある配置だ。

フルサイズの6列キーボード キーピッチを19×19ミリ確保するフルサイズの6列キーボードを搭載する。エルゴノミクスなキートップは指になじみ、スイッチの感触も絶妙に調整されており、快適にタイピングができる

 ThinkPadの伝統といえる快適なタイピングのフィーリングは本製品でも再現されている。キートップは指の形に合わせてくぼみがつけられており指を置きやすい。キーストロークは約2ミリと深めに確保されており、スイッチはしっかりとしたクリック感がありながら反発は抑えられており、絶妙な調整によるものか疲れにくい印象だ。キーボード裏の剛性も十分で、強めにタイプしても沈むようなことはなく、しっかりとキーボードユニットを支えている。

 ポインティングデバイスには、ThinkPadシリーズではおなじみのTrackPointとタッチパッドを備える。TrackPointには物理ボタンが用意され、タッチパッドはパッドの下部の左右の端がクリックボタンを兼ねるクリックパッドタイプだ。オリジナルのユーティリティにより、Trackポイントとタッチパッドは両方を使うことも片方だけ使うことも可能で、さらにTrackPointとタッチパッドのジェスチャー機能だけ使うといったこともできる。

Trackポイントとタッチパッドは両方 オリジナルのユーティリティにより、Trackポイントとタッチパッドは両方を使うことも片方だけ使うことも可能で、TrackPointとタッチパッドのジェスチャー機能だけ有効にするといった設定もできる
ポインティング速度やジェスチャー機能 ポインティング速度やジェスチャー機能など、タッチパッドの設定はシナプティクスのユーティリティで行える

 ThinkPadシリーズが伝統的に採用しているTrackPointは、指先でスティックに軽く力をかけるだけでカーソルを動かすことができるスティック型のポインティングデバイスだ。スティックにかける指の圧力でカーソルの速度を調整できることから、慣れるとキーボードのホームポジションから手を動かすことなく自在に操作できるようになる。本製品も従来の製品と変わらず、快適な操作感を再現している。タッチパッド部分にはシナプティクスのドライバが導入されており、2本指でのズームや回転などのジェスチャー機能も利用できる。

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