ビジネスモバイルの決定版となりうる王道モデル「ThinkPad T460s」の実力に迫るザ・ThinkPad(4/8 ページ)

» 2016年03月29日 06時00分 公開
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メモリは24GBまで搭載可能、GeForce 930Mも選択できる

 プロセッサには開発コードネーム「Skylake-U」ことTDP15ワットクラスの第6世代Coreプロセッサを採用している。カスタマイズモデルの現在の選択肢では、他社のモバイルノートPCでも選択肢の多いCore i7-6600UとCore i5-6200Uの2種類が用意されている。

CPU-Z CPU-Z

 メモリはDDR4-2133(PC4-17000)を採用しており、4GBまたは8GBのオンボードメモリと1基のSO-DIMMで構成され、最大24GBまで選択できる。デュアルチャンネルに対応するが、構成の関係でオンボード容量の2倍まではデュアルチャンネルアクセス、残りはシングルアクセスチャンネルとなる。

 データストレージは、M.2フォームファクタのSSDを採用。容量は256GBと512GBがあり、それぞれインタフェースはSerial ATA 6Gb/秒とPCI Express/NVMeが選べる。評価機のSSDは、256GBのPCI Express/NVMeインタフェースモデルで、デバイスマネージャ表示は「NVMe SAMSUNG MZVPV256」、つまりSamsungのSM951を搭載していた。公称スペックでシーケンシャルリード2150MB/秒、シーケンシャルライト1260MB/秒の高速SSDだ。

 グラフィックスはプロセッサ内蔵のIntel HD Graphics 530の他、外部グラフィックスとしてNVIDIA GeForce 930M(2GB)も選択できる。これを選択した場合はNVIDIA Optimus Technologyを活用したIntel HD Graphics 530とのハイブリッドグラフィックス構成となる。

 通信機能は、1000BASE-T対応の有線LANを標準装備するのに加えて、IEEE802.11a/b/g/n/ac対対応の無線LANとBluetooth 4.1を搭載する通信カード「Intel Dual Band Wireless-AC 8260」が搭載される。BTOではvPro対応の同カードや、WiGig機能を加えた「Intel Tri-Band Wireless-AC 18260」カードも選択でき、その場合はWiGigドック(ワイヤレスドッキングステーション)も標準装備となる。

 端子類は、有線LANのほか、USB 3.0ポートを3基、ヘッドセット端子、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)、MiniDisplayPort、HDMIといった内容を標準で装備する。オプションではスマートカードリーダ(オプション)、Webカメラ(720p)、指紋センサーも搭載できる。

Core i7-6600U プロセッサには第6世代CoreプロセッサのTDP15ワットモデルを採用する。評価機はCore i7-6600Uを搭載していた
NVIDIA GeForce 930M NVIDIA GeForce 930Mは、NVIDIA GPUとしてはエントリークラスのモデルだ。クリエイティブ/デザインアプリケーションなどでの実績があり、ドライバも含めた信頼性、安定性の面でも内蔵GPUに対して優位がある
NVIDIA GeForce 930M NVIDIA GeForce 930Mを選択した場合、Surface Bookなどと同様に、内蔵GPUとのハイブリッドグラフィックス構成となる。NVIDIA GPUは特定のアプリケーションのみ利用されるが、NVIDIAコントロールパネルで確認や変更が可能だ(一部変更できないアプリもある)

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