本格ゲーミングから普段使いまで お手頃価格が魅力の「ideacentre Y700」質感高し(2/4 ページ)

» 2016年04月15日 06時00分 公開
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高級感のあるデザイン

 新設計のシャーシは一般的なミドルタワーPCサイズで、479(幅)×206(奥行き)×504(高さ)ミリ、重量は約15キロ。黒を基調とした直線的なフォルムに、フロントベゼルはカーボン調の表面処理を施した。シリーズ名称でもある「Y」をイメージさせるオレンジ色LEDライトがアクセントになり、全体に高級感が漂う。ちなみにフロント部のLEDは、独自のカスタマイズメニュー「LED control center」によってオン/オフや輝度を3段階に調節可能だ。

「ideacentre Y700」 前面に施されたロゴはオレンジ色に点灯。ゲーミングPCらしいデザインだ
「LED control center」 「LED control center」によってLEDの点灯を設定できる

 フロントベゼル側面にはスリットがあり開閉可能だ。前面下部にレイアウトした実測12センチ角(3センチ厚)のファンによってフロントからの吸気を実現している(吸い込んだ風は、まずストレージへ当たる)。また、実際の回転数や、稼働温度は後ほど記述するが、同型の吸気ファンをもう1基追加できる拡張性が高さも見逃せない。

 DVDスーパーマルチドライブはトレイタイプだ。拡張ベイは5.25型ベイ×2(空1)、3.5型べイ×4(空2)。 PCI Express×16スロットは1基で空きなし、PCI Express×1スロットは4基空きがある。ちなみに、カタログスペック上はPCI Express×1スロットの空きが5基となっているが、搭載中のグラフィックスカードに隠れて4基しか挿せなかった。

 大きめの電源ボタンは天面に配置する。前面にはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、ヘッドフォン端子、マイクロフォン端子、7-in-1メディアカードリーダー(MS、MS Pro、SD、SDHC、 SDXC、MMC、MMC Plusに対応)を装備する。各種端子や、メディアカードリーダーを斜め上向きに配置しているため、床置き使用時でも使い勝手が良い。

「ideacentre Y700」 天面にUSBポートなどを配置。床置きでも使いやすい

 背面には、USB 2.0×4、USB 3.0×2、オーディオポート×5、S/PDIF(光)、PS/2、LANポートが備わる。グラフィックスカードには、Maxwell世代のGeForce GTX 960(2GB)を採用する。HWiNFO64によると、MSI製GTX960(MS-V320)と表示されるが、ファンは1基のみでオリジナル仕様のようだ。

 インタフェースはDual link DVI-I、Dual link DVI-D、DisplayPort、HDMIを用意する。ただしマザーボード側に備えられたVGA、HDMIポートはカバーで塞がれている。上部には排気用とする12センチ角(3センチ厚)のファンを1基備え、電源部は下部に配置される(評価機には、AcBel製の450Wの80PLUS BRONZEタイプの電源ユニットが実装されていた)。加えて、取っ手が付属するので、持ち運びにも重宝するだろう。

「ideacentre Y700」 背面

 上部のラッチをスライドさせ、天面奥カーボン調のボタンを押すと側面カバーがワンタッチワンタッチでオープンする。ユニークなギミックだが、メンテナンス性はすこぶる良い。天面には、“Y”をモチーフにしたオレンジのオーナメントをレイアウトする。さらに奥には排気ができるV文字型に切れ込みがあり、エアフロー環境は良好だ。

 底面は、シルバーの金属面がむき出しになっていて電源用の排気ベントのみ。ゴム足は、4点であまり大きめではないが、床面での安定感はある。左側面は、スリットが設けられ、ツールレスで開閉可能。右側面にはスリットは存在しない。

「ideacentre Y700」 配線の長さに無駄がなく、きれいにまとまっているのが印象的だ
「ideacentre Y700」 天面に配置したV字型のエアフロー

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