先週注目を集めていたのは、Thermaltakeの水冷キット「Water 3.0 Riing RGB」だ。同社の水冷キット「Water 3.0」シリーズの新製品で、256色に光るリング状LEDライトを組み込んだ12cmファン「Riing 12 256Color LED」を採用したのが最大の特徴。3連ファンタイプの「Water 3.0 Riing RGB 360」が2万6000円前後(税込み)で、2連の「Water 3.0 Riing RGB 240」は2万円弱(税込み)となる。
CPUブロックは銅製ベースとポンプを内蔵しており、アタッチメントはLGA 1156/1155/1151/1150/2011/2011-v3/Socket AM3+/AM3/AM2/FM2+/FM2/FM1に対応する。ファンの回転数や光の色などを調整するコントローラーも付属している。入荷したドスパラ パーツ館は「水冷キットに光るファンを組み合わせるのは定番なので、最初から一緒になっていると喜ぶ人は多そうです」とヒットを期待していた。
光るファンのなかでも「Riing 256Color LED」シリーズは別格の存在として知られる。「普通は初回入荷から半月程度で売れ行きが落ち着きますが、Riingファンだけは半年経ってもなお好調ですからね」とはTSUKUMO eX.の言。その人気作が組み込まれたオリジナルメーカーの水冷キットということで、大ヒットを期待するショップは少なくない。同店は「Water 3.0もそこそこ人気のある水冷キットですから、モノ的には売れないはずはない。けれど、けっこう値が張るので、それがどう転ぶか……」と、不安をない交ぜにして語る。
なお、Water 3.0 Riing RGBシリーズとともに、青または赤色の12cm Riingファンを側面に固定するCPUクーラー「Riing Silent 12」シリーズも売り出されている。価格は6000円弱(税込み)だ。こちらのヒットの期待も含めて、「冷却パーツ売り場も、虹色LED全盛のマウス&キーボードコーナーみたいなパッケージばかりになるかもしれませんね」(某ショップ)と未来予想するコメントもあった。今後の売り場の鮮やかさにも注目したい。
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