MacBookは第6世代Core Mで速くなったのか新旧比較

» 2016年04月27日 19時10分 公開
[後藤治ITmedia]

 新しいMacBookを入手したので、簡単なベンチマークテストで旧モデルと比較してみた。

 新モデルのポイントをまとめると、新色ローズゴールドの追加、第6世代Core Mの採用とこれに伴うバッテリー駆動時間の延長、そしてSSDの高速化だ。このうち、グラフィックスパフォーマンスは最大25%向上、バッテリー駆動時間は最長11時間(iTunesムービー再生時)と公称しているものの、CPU性能とストレージの高速化については具体的な数字が挙げられていない。

 以前実施した旧モデルのベンチ結果と比較しながら、どの程度性能が向上しているのか見ていこう。

iPhoneシリーズのカラーバリエーションにあわせてローズゴールドが加わったMacBook

パッケージの写真とロゴ、付属のリンゴシールもローズゴールド色

クイックスタートガイドやシールが入ったケースの文字もローズゴールド

 まずその前に新色ローズゴールドについて触れておこう。実物を見るまでは、iPhoneに比べかなり大きいMacBookで一面ローズゴールドだとちょっと“くどい”かもしれないと思っていたが、実際に見てみるとゴールドモデルよりも落ち着いた感じのピンクという印象。また、光の当たり具合で色が変わるグラデーションの幅がiPhoneよりも大きいと感じた。ただ、iPhoneでアクセントになっているホワイトのラインがないので、少し単調なイメージはある。ローズゴールドといっても奇をてらった色ではないので、老若男女問わず利用できるだろう。

iPhoneの背面はホワイトのラインがアクセントになってローズゴールドのボディを引き立てているのが分かる

底面のネジもボディカラーにあわせて色がつけられている。いかにもAppleらしいこだわり

 それではCINEBENCH R15の結果とDesk Speed Testの結果を見てみよう。今回比較したのは旧機種の下位モデルで、こちらのCPUはBroadwell世代のCore M-5Y31。新モデルに採用されたCore m3-6Y30と同様、ベースクロックを900MHzから1.1GHzに引き上げたものだ。これにあわせてCPU内蔵グラフィックスがHD Graphics 5300からHD Graphics 515に変更されたほか、メモリクロックも向上している。

機種 新MacBook 旧MacBook
CPU Core m3-6Y30(1.1GHz/最大2.2GHz) Core M-5Y31(1.1GHz/最大2.4GHz)
グラフィックス HD Graphics 515 HD Graphics 5300
メモリ 8GB(1866MHz LPDDR3) 8GB(1866MHz LPDDR3)
ストレージ 256GB(PCIeベース) 256GB(PCIeベース)
ディスプレイ 12型(2304×1440ドット) 12型(2304×1440ドット)
発売時期 2016年4月発売 2015年4月発売
税別価格 14万8000円 14万8000円

 CINEBENCH R15のCPUスコアは、旧MacBookの208(cb)に対して新MacBookが216(cb)と微増。OpenGLも19.8(fps)から20.41(fps)に若干スコアを上げている。ただ、ベンチマーク結果を見る限り性能面での実質的な差はほとんどなく、電力効率の向上によるバッテリー駆動時間で恩恵があると考えたほうがいいかもしれない。

CINEBENCH R15の結果

CPU(cb)スコアの新旧比較

OpenGL(fps)スコアの新旧比較

 一方、ストレージ性能を見るDisk Speed Testでははっきりと差がついた。リード/ライトともに大幅に高速化されており、特にライト速度は200MB/秒以上アップした669MB/秒となっている。接続インタフェースは旧MacBookもPCIeベース(PCI Express x2)だが、今回NVMeをサポートした最新世代のSSDが搭載されている。PCI Express x4接続のMacBook Proには及ばないが、快適なレスポンスを得られるはずだ。


Disk Speed Testの結果(左が新モデル、右が旧モデル)

Disk Speed Testの新旧比較

 なお、Mac史上最も薄く、最も軽いファンレスのボディーや、感圧トラックパッドなどの先進機能はそのまま引き継いでいる。新旧モデルの外観上の違いは新色のみなので、購入動機の1つに“他人の目”が含まれているのならローズゴールドモデルをオススメしたい。

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