Mac史上、最も薄く最も軽い「12インチMacBook」が登場Core M採用で初のファンレス設計、3色展開、USB-Cも

» 2015年03月10日 03時28分 公開
[ITmedia]

ウワサの12インチモデルは「新しいMacBook」として登場

 米Appleは3月9日(現地時間)、米国で開催されたスペシャルイベントにおいて、12型サイズの「新しいMacBook」を発表した(→「新しいMacBook」ファーストインプレッション)。

約13.1ミリの極薄ボディを実現した「新しいMacBook」

 「Mac史上、最も軽く、最も薄い」と紹介された新型MacBookは、重量が約920グラム(2ポンド)、本体サイズが280.5(幅)×196.5(奥行き)×35〜13.1(高さ)ミリ。厚さ17.3ミリの「11インチMacBook Air」と比較しても24%ほど薄いユニボディに、0.88ミリ厚(表面ガラスは0.5ミリ)とMacで最も薄く仕上げた12型Retinaディスプレイを搭載した。

 Retinaディスプレイの解像度は2304×1440ピクセル(226ppi/アスペクト比16:10/IPS方式)だ。液晶の開口率を高めることで、従来のMacが搭載するRetinaディスプレイより、30%エネルギー効率が高いLEDバックライトを内蔵した。

画面サイズは12型、解像度は2304×1440ピクセルのRetinaディスプレイを搭載

重量はわずか約920グラム(2ポンド)

「11インチMacBook Air」と比べても大幅に薄いボディ

 このほか、新しい技術も複数盛り込まれている。まず1つがフルサイズのキーボード。スイッチをシリコンの「シザー構造」からステンレスに改良した「バタフライ構造」を採用することにより、キーを17%大型化しつつ、キーのぐらつきを抑え、40%薄く、4倍正確な入力が可能になった。キーボードバックライトについては、キーの1つ1つにバックライトを埋め込んでエネルギー効率を高めている。

バタフライ構造を採用した新型のフルサイズキーボード

より薄いキーボードでも正確な入力が可能という

キー1つ1つの下にLEDを埋め込んだ独立型LEDのキーボードバックライトを採用

 2つ目がトラックパッド。感圧センサー内蔵の「感圧タッチトラックパッド」によって、通常のクリックのほか「強めのクリック」を検知できるようになり、Webブラウザでコンテキストメニューを表示したり、メールでカレンダーに登録するなど、トラックパッドを強く押し込む操作系が加わった。

 また、トラックパッドに少しずつ圧力を加えると、QuickTimeムービーを早送りする速度や、マップ上の場所を拡大する速さを変えられる「加速操作」、軽く押せば細い線、強めに押せば太い線を描ける「感圧スケッチ」といった機能も持つ。

新しいトラックパッドは感圧センサーによってタップの強弱を検知できる

トラックパッドのガラスの下に、感圧センサーとTapticエンジンを内蔵する

メールを開いて、住所を強くタップすると地図が表示される、といったように新しい操作系が追加される

 3つ目はファンレス構造。ロジックボードのサイズは11インチMacBook Airから67%小型になり、空いたスペースには、段状に作られた新型のリチウムポリマーバッテリー(39.7ワットアワー)を隙間なく内蔵。Wi-Fi接続環境で約9時間、iTunesムービー再生時で約10時間のバッテリー駆動時間を実現した。

MacBook初のファンレス設計を採用したことにより、ロジックボードのサイズを67%小型化

空いたスペースには、段状に作られたリチウムポリマーバッテリーが隙間なく敷き詰められる

新しいバッテリーの採用により、標準的なバッテリーに比べて容量を35%増加できた

 そして4つ目はインタフェース。新しいMacBookには、電源、HDMI出力、DisplayPort 1.2出力、アナログRGB出力、USB 3.1 Gen 1(最大5Gbps)を統合した新しいUSB-Cポートが搭載される。充電用には29ワットのUSB-C電源アダプタとUSB-C充電ケーブル(2メートル)が付属する。

 そのほか、通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/acの高速無線LANとBluetooth 4.0を内蔵し、480pのFaceTimeカメラ、ステレオスピーカー、デュアルマイク、ヘッドフォン出力も装備した。

電源やUSB、映像出力を統合した小型のUSB-Cポートを初採用

この新しいUSBコネクタは裏表関係なく挿し込めるのも特徴だ

 ラインアップは、1.1GHz/最大2.4GHz動作のCore M、8Gバイトメモリ(LPDDR3-1600)、256GバイトPCI Express SSDを搭載する下位モデルと、1.2GHz/最大2.6GHzのCore Mと512GバイトSSDに強化した上位モデルを用意する。いずれもGPUはCPU内蔵のIntel HD Graphics 5300を利用する仕様だ。

 価格は順に1299ドル(日本では税別14万8800円)、1599ドル(同18万4800円)で、4月10日に発売される。カラーバリエーションはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色、プリインストールOSはOS X Yosemiteだ。

ゴールドとスペースグレイ

シルバー

発売日は4月10日

主な仕様と価格

 なお、「MacBook Air」シリーズと「13インチMacBook Pro」もアップデートされ、即日発売される。

 アップデートの内容は、11インチ/13インチMacBook Airが、CPUを第4世代Core(Haswell)から第5世代Core(Broadwell)へ強化し、最大10GbpsのThunderboltポートから最大20GbpsのThunderbolt 2ポートに高速化。13インチMacBook Proも同様にCPUが第5世代に移行したほか、新しいMacBookに採用した感圧タッチトラックパッドを採り入れている。

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