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» 2016年05月05日 12時00分 公開

困った時にはここをチェック!:SynologyでNAS初心者がつまずく9のポイント (2/4)

[山口真弘,ITmedia]

Tips 3:空いているベイにHDDを追加して容量を増やすには?

 Synology NASはHDDの追加も簡単に行える。NASのRAIDタイプがSynology Hybrid RAID(SHR)、JBOD、およびRAID 5または6のいずれかの場合、NASの電源をオフにして空いているベイにHDDを挿入し、再び電源をオンにするだけで容量が自動的に追加される。ホットスワップに対応した機種であれば、電源のオン/オフさえも不要だ。

 気をつけたいのは、追加可能なHDDの容量は、RAIDタイプによって制限があることだ。まずSHRの場合、すでに接続されているHDDのいずれかと同等の容量か、最も大きい容量と同等以上でなくてはならない。

 例えば、1TB、2TB、3TBという3つのHDDがベイに装着済みで、新たに4つ目のベイにHDDを追加する場合、容量は1TB、2TB、3TBのいずれか、もしくは最大容量の3TBよりも大きい4TBや6TBを選ぶ必要がある。つまり1TB未満や、1.5TBのHDDはNGだ。

 RAID 5およびRAID 6の場合は、すでに接続されているHDDのうち最小容量のものよりも大きいHDDを選ぶ必要がある。例えば、1TB、2TB、3TBという3つのHDDがベイに装着済みで、新たに4つ目のベイにHDDを追加する場合、容量は最小容量である1TB以上でなくてはならない。これらのルールを守らないと、HDDを追加したにも関わらずいっこうに容量が増えない……ということになるので注意したい。なお容量が単純に加算されるJBODの場合はとくにこうした制限はない。

空きベイがあれば電源を入れたままHDDを追加できる

空きベイにHDDを挿入したのち、ストレージマネージャから[ボリューム]→[管理]を選ぶことでボリュームマネージャーウィザードが起動し、ボリュームの拡張が行える

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Tips 4:大容量のHDDに交換して容量を増やすには?

 HDDの追加でなくアップグレード、つまりHDDを大容量のモデルに交換して容量を増やすこともできる。既存のHDDを取り外してそこに新しいHDDを取り付けることから、単純にHDDを追加するのに比べると、いくつかの条件がある。

 まず、同容量のHDDでRAIDを構成しているケース。仮に2TBのHDD×2台で構成されていた場合、1台を取り外してさらに容量の大きなHDD、例えば3TBに交換したうえでデータのリビルド(修復)を行う。修復が終わったらもう1台残っている2TBのHDDを取り外し、やはり3TBのドライブと交換して修復を行う。これにより、もともと2TB×2だったHDDが、3TB×2という構成になる。1台ずつ順番に交換するのがミソである。

 次に、容量が異なるHDDでRAIDを構成しているケース、例えば1TB、2TB、3TB、4TBという4つのHDDがベイに装着済みであるといったケースだ。この場合、容量が少ないHDDから順に取り外すのが大原則なので、まずは1TBのHDDを取り外した上で、新しいHDDとの交換を行う。この際、交換用のHDDは装着済みHDDの最大容量のものより大きくなくてはいけないので、適したHDDのサイズは「4TB以上」ということになる。取り外したHDDの容量が基準になるわけではないことに注意したい。

カートリッジタイプの製品であればHDDの交換も容易だ

交換すると自動的に修復が実行される。これは「ディスク 3」の修復に先立ち初期化が行われている様子

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