今年デビューしてみる? 開発者のお祭り「WWDC」の楽しみ方アップルPickUp!

» 2016年05月30日 11時44分 公開
[らいらITmedia]

 米Appleは世界開発者会議(WWDC)を6月13日〜17日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催します。期待で胸がいっぱいの開発者もいれば、「WWDC? 実際のところ何やるのか知らないや」というユーザーもいるでしょう。

WWDC 2016版の公式サイトはコードのような文字列がカラフルに並ぶ

 WWDC(Worldwide Developers Conference)とは、Appleが開発者や技術者に向けて毎年6月に行うイベントのこと。世界中の開発者がサンフランシスコに集結し、期間中は数千人の関係者で街が賑わうといいます。いわば年に1度の「開発者のお祭り」です。

 Appleは毎年9月にスペシャルイベントを開催し、主に新型iPhoneなどのハードウェア関連について発表します。一方、WWDCの基調講演は開発者向けなので、OSや新サービスなどソフトウェア関連が取り上げられるのが通例。今年はOS X、iOS、watchOS、tvOSといった次期OSについて発表される予定です。

2016年のWWDC基調講演は、2015年秋にiPhone 6sなどが発表されたホール「Bill Graham Civic Auditorium」で行われる

 振り返ってみると2015年は、定額制音楽配信サービス「Apple Music」が発表され、久しぶりの「One more thing」(故スティーブ・ジョブズ氏がイベントで新製品をサプライズ発表する時の鉄板フレーズ)で会場が大いに沸きました。

 メモアプリの手書き機能追加が発表されたのも2015年のWWDCでした。その後、同年9月のスペシャルイベントで「iPad Pro」と「Apple Pencil」が発表され、Pencilを使った手書きメモ機能が再度フィーチャーされます。メモアプリの進化はApple Pencil登場の布石だったワケですね。カンのいい人がWWDCを見れば、次の新製品で何が投入されるか鋭く当てられるかもしれません。

メモアプリの手書き機能

 2013年のWWDCでは、これまでネコ科の動物の開発コード名だったOS Xに、初めて「Mavericks」とカリフォルニア州の地名が名付けられました。iOS 8はOS Xとの連係が強化され、MacとiOSの融合が進んだ象徴的なバージョンアップでした。

※記事初出時、開発コード名について、ネコ科の動物からカリフォルニアにちなんだ名称になったのが2014年のYosemiteと記述していました。正しくは2013年のMavericksが最初です。おわびして訂正します

 新プログラミング言語「Swift」が発表されたのもこの年です。ストリーミング動画でもはっきり分かるくらい、会場がうなるほど大盛り上がりを見せていたのが印象的でした。

 Swiftは多様なプログラミング言語の長所を取り込み、複雑なコードを減らして初心者にも親しみやすく楽しくプログラムできる点が特徴です。現在ではSwiftでプログラミングされたアプリが多数リリースされているため、実は知らないところでSwiftにお世話になっているユーザーも多いのではないでしょうか。

「日経新聞紙面ビューアー」や「LinkedIn」、民泊アプリの「Airbnb」、英語学習アプリ「Duolingo」などはSwiftによって開発されている

 ユーザーである私たちは、つい9月の新製品発表やOSの新機能に目を向けがちです。しかしWWDCでは開発者が反応するポイントにも耳を澄ませながら見ておくと、私たちの未来の入り口が見えてくるかもしれません。

 キックオフとなる基調講演は日本時間6月14日午前2時から、WWDC公式サイトにてライブストリーミング配信されます。世界中の開発者と一緒に盛り上がりたい人は夜更かしするもよし、寝坊が怖い人はしっかり寝てITmediaの速報記事をあとで確認するもよし。それでは約2週間後のお祭りをお楽しみに!

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