GeForce GTX 1050/1050Tiが「このクラスでは上々」の発進!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年10月31日 17時54分 公開

GTX 1050は1万5000円前後、GTX 1050 Tiは2万円前後でデビュー

 先週、各店の新製品コーナーで目立っていたのは、NVIDIAの新GPU「GeForce GTX 1050/1050Ti」を搭載したグラフィックスカードだ。GTX 1050モデルは税込み1万5000円前後、GTX 1050 Tiカードは同2万円前後で出回っている。

複数メーカーから一斉に登場したGeForce GTX 1050 Ti搭載グラフィックスカード

 いずれもPascal世代のGPUで、GTX 1060の下位に位置する。標準仕様ではTDPが75Wと低く、外部電源が不要。SLIやVRには対応しないのも共通点だ。CUDAコア数とGDDR5メモリ容量はGTX 1050が640個/2GBで、GTX 1050 Tiは768個/4GBとなる。

 ただし、初回からアレンジを加えたモデルが多く出回っており、6ピン補助電源を1基加えたMSIのPCモデル「GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G」(税込み2万2000円弱)や、補助電源なしのままでOCしてVR RaedyとうたうZOTACの「ZTGTX1050TI-4GD5OC001」(税込み2万円前後)、mini-ITXマザーより短いショート基板タイプなどが複数選べる状況だ。

MSIから登場した2モデル。右の「GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G」のみ補助電源がついている

ZOTACのGeForce GTX 1050/1050Tiカード

 売れ行きはまずまずとの評価が多かった。特に好評なのは上位のGTX 1050 Tiだ。TSUKUMO eX.は「このクラスでは上々の売れ方をしていますね。補助電源なしでゲームが楽しめる性能で税込み2万円前後ということで、ちょうどこのクラスを探している人が多いんですよね。長らく売れ続けたGTX 750 Tiカードの後継として買う人が多い気がします。同じくロングヒットするポテンシャルがあります」と話していた。

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