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» 2016年12月22日 17時23分 公開

これでできないゲームはほとんどない!:映像と音にこだわったゲーマー向けPC「G-GEAR note N1584J-710/T」 (3/3)

[長畑利博(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ゲーミングノートPCとしても最高峰の性能

 ではゲーミングPCとしての性能をベンチマークテストを使って検証しよう。改めて本製品の仕様を列記しておくと、CPUはCore i7-6700HQ、メモリはPC4-17000 16GB、グラフィックスチップはGPUにGeForce GTX1070+CPU内蔵Intel HD Graphics 530、システムストレージはM2接続の256GB SSDと1TBのHDD、OSはWindows 10 Home(64bit版)となっているシステム全体を計測するベンチマークではハイブリッドグラフィックスモードで、3Dグラフィックス系に関してはGPU Switchを設定しGeForce GTX 1070に固定した状態で計測している。一部テストについては比較できるようハイブリッドグラフィックスモードでも計測している。

 最初に行う検証は3Dデータのレンタリング処理でCPU性能を計測するCPU性能を測る「CINEBENCH R15」。CPUで679(cb)、シングルコア時で149(cb)となった。Core i7-6700HQ本来の性能が出ていることが分かる。

CINEBENCH R15のスコア(ハイブリッドグラフィックス)

 続いて3DMarkでの結果を見てみよう。前述した通り、GPU Switch機能でGPUをGTX 1070に固定して測定を行っている。最後のFire StrikeとTimeSpyについてはハイブリッドグラフィックスに設定した状態でも計測を行っている。3DMarkの中でマルチGPUシステムなどの検証に使われるFire Strike。テスト結果では、そのFire Strike Ultraが3951、Fire Strike Extremeが7274、Fire Strikeが12852という結果になった。参考用に測定したハイブリッドグラフィックスでのFire Strikeの結果は12631と若干低い数字になっている。

左がFireStrike Ultra(GTX 1070固定)、右がFire Strike Extreme(GTX 1070固定)の結果

左がFireStrike(GTX 1070固定)、右がFireStrike(ハイブリッドグラフィックス)の結果

 そのほかのDirectX 10相当のビデオ性能を計測するSky Diverでは28837、Cloud Gateが25401、Ice Stormが180372とデスクトップ機に匹敵する性能を有していることが分かる。DirectX 12対応グラフィックステストであるTime SpyではGPUをGTX 1070固定状態で5095、ハイブリッドグラフィックスで5061という結果になった。本当に微妙な差だが、GTX 1070固定状態のほうが数字が高くなる。

左がSky Diver(GTX 1070固定)、右がCloud Gate(GTX 1070固定)

左がIce Storm Extreme(GTX 1070固定)、右がIce Storm(GTX 1070固定)

左がTime Spy(GTX 1070固定)、右がTime Spy(ハイブリッドグラフィックス)

 測定中気になったのが動作音だ。GTX 1070固定状態とハイブリッドグラフィックスでは若干ハイブリッドグラフィックスのほうがマイルドな動作音だった。本製品の場合、GPU性能が上がった分、低負荷時と高負荷時の動作音に差が出やすい。低負荷時には34.2db(A)ほどであるのに対し、GTX 1070固定状態の高負荷時には46.3db(A)ほど。ハイブリッドグラフィックス時の高負荷時の動作音は46.8db(A)と数字上では誤差の範囲だが、耳で聞いた場合はGTX 1070固定状態のほうがファン動作音が高く聞こえる傾向にあった。

騒音テスト/前面正面10cmの距離からの測定(室温18度)
暗騒音: 33.1db(A)
低負荷時: 34.5db(A)
高負荷時(GTX 1070固定、3DMark): 46.3db(A)
高負荷時(ハイブリッドグラフィックス、3DMark): 46.8db(A)

 ゲームベンチであるファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド・ベンチマークでもGTX 1070固定状態とハイブリッドグラフィックスの両方を測定している。フルスクリーンのDirectX 11モード「最高品質(解像度1920×1080ドット)」という設定で、固定状態のスコアは14165。ハイブリッドグラフィックスでは12869となった。スコアについては言うまでもなく「非常に快適」でゲーム用PCとしては非常に優れたものとなっている。

 本製品は「VR Ready」対応製品と言うこともあり、VRシステム「SteamVR」に向けのベンチマークテスト「SteamVR Performance Test」も計測してみた。詳細を見るとフレームレートの要求水準である90fpsを完全にクリアしており「VR Ready」の面目躍如と言ったところ。

FINAL FANTASY XIVベンチマークのテスト結果(GTX 1070固定)

FINAL FANTASY XIVベンチマークのテスト結果(ハイブリッドグラフィックス)

SteamVR(GTX 1070固定)とSteamVR(ハイブリッドグラフィックス)

 続いてシステムの総合性能を見るPC Mark 8の結果だ。GPUの成績が反映されやすいCreativeに関してはGTX 1070固定状態とハイブリッドグラフィックスの両方を測定している。まずはハイブリッドグラフィックスの結果から。

 スコアはHomeが39600、Creativeが4972、Workが4862となった。続いてGTX 1070固定状態のCreativeでは7085と大きくスコアが伸びている。PCMark 8は前述したアプリケーションによってGPUの自動切り替えがうまくいかないアプリケーションの一つ。GPU SwitchでGPUをGTX 1070固定状態にしたことにより、スコアに明確な差が出た。

左がPCMark8 Home、右がPCMark8 Work

左がPCMark8 Creative(GTX 1070固定)、右がPCMark8 Creative(ハイブリッドグラフィックス)

 さらにストレージ性能のテストを行うCrystalDiskMarkでの結果だ。M.2 NVMe接続のSSDということもあっててシーケンシャルリードは1580MB/秒、ライトは593.3MB/秒と非常に高速。ほかの数値も文句の付けようがないレベルの速度となっている。

 なお、今回の試用機で使われていたモデルはIntelのNVMe SSD「600p」シリーズで型番は「SSDPEKKW256G7X1」だった。続いてデータストレージ用のHDDの結果を見てみよう。シーケンシャルリードは119.4MB/秒、ライトは117.7MB/秒となっている。試作機に使用されていたモデルはWesternDigital製の「WD10JPVX」だ。2.5インチサイズ5400rpmのモデルであることを考えるとこのテスト結果は妥当なものだろう。

CrystalDiskMark 5.2.0のベンチマーク結果。左がシステムがインストールされたNVMe SSDのスコア。右がデータストレージ用のHDDのスコア

デザインにこだわる人におすすめ

 ゲーミングノートPCとして定評のあるG-GEARだけあって全体の完成度は非常に高い。各種ベンチマークテストを見ても不満を感じる部分はなかった。このレベルまで来るとデスクトップは不要だと言い切れる。ボディ自体も高級感があるというわけではないが、作りが非常にしっかりしており剛性も高い。キーボードのLEDライトを消灯すればビジネス向けPCとしても使えるクセのないデザインも好感が持てる。グラフィックス性能やストレージ性能、メモリサイズの観点から見てもおすすめだ。

 直販サイトでの販売価格は、今回紹介した上位モデル「N1584J-710/T」でも税込みで19万9584円、下位モデル「N1584J-700/T」では税込みで18万8784円といずれも税込みで20万円を切る価格設定となっている。両機種の価格差はほぼ1万円程度だ。使用されているメモリやストレージの単体価格を考えると上位モデル「N1584J-710/T」を購入するほうが間違いなくよい。

 また現在、直販サイトでは12月26日までの期間限定で3000ptをもらえるキャンペーンが実施されている。同社のポイントは1ポイント1円なので3000円分お得になる。ポイントを使って必要な周辺機器を買うのに割り当てても良いだろう。

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