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» 2017年01月24日 06時00分 公開

Windows 10に追加された電子書籍ストア(β版)をのぞいてみた鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(1/2 ページ)

Windowsストアの戦いは続く……。

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 Windows 10の開発プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」が、2017年の年明けから高頻度に更新されている。米Microsoftは1月19日(現地時間)、Windows Insider ProgramのFast Ringユーザー向けにWindows 10 Insider Preview「Build 15014」の配信を開始した。

 前回と前々回のビルドはわずか1週間の期間で更新されたにもかかわらず、多くの新機能の実装や変更が行われていた。今回のBuild 15014も同様に、2016年の更新ペースと比べて急ピッチに多数の機能が追加されている。

 年末年始の休暇モードが終わったことに加えて、次のWindows 10の大型アップデートである「Redstone 2(RS2)」こと「Creators Update」の提供開始が春先に控えていることもあり、あと2カ月少々の期間で大型アップデートを形にすべく、スパートをかけているのだろう。

Build 15014 2017年に入って早くも3回目の更新となったWindows 10 Insider Previewの「Build 15014」

Windowsストアに電子書籍サービスが加わる

 一部のリーク情報でうわさになっていたが、Build 15014ではWindowsストアから電子書籍の購入が可能になった。Windowsストアのアプリを開くと、タブの中に「Books」が追加されており、ここから電子書籍が購入できる。

Build 15014 Windowsストアアプリ内に「Books」タブが出現しており、ここで電子書籍の購入が可能だ

 ラインアップが十分かどうかは現時点で評価できないが、最大の問題はこの電子書籍ストア自体がβ版の扱いのためか「検索機能の対象外」であることだ。肝心の書籍検索ができず、ジャンルとランキングから書籍一覧をたどっていくしかない。また、任意の書籍を選択してからの説明も不十分で、ユーザーインタフェース自体が微妙な印象だ。

Build 15014 電子書籍ストアに用意されたジャンル
Build 15014 ジャンル内のラインアップ例
Build 15014 特定の書籍を開いたところ。情報不足であるほか、レイアウトには改良の余地がある

 この電子書籍ストアに関しては、地域設定が「日本」では「Books」の項目そのものが出現しないため、いったん「米国」に設定しておく必要がある。また、筆者が試した範囲では決済機能が動作せず、購入ボタンを押してMicrosoftアカウントでサインインした直後にアプリの処理が先に進まなくなってしまった。

Build 15014 現在は米国でのみ利用可能のようで、地域を「日本」に設定していると、項目そのものが出現しない

 Creators Updateが提供される今春までに正式オープンすることが見込まれるが、当面は米国地域のみの提供にとどまるだろう。立ち上がったばかりのサービスということで、少しずつ改良されていくことに期待したい。

 この電子書籍サービス提供開始の布石は、2016年11月に提供されたBuild 14971までさかのぼる。同ビルドではEdgeブラウザでのEPUBファイル閲覧をサポートしており、これは電子書籍ストア提供に向けた事前準備だったというわけだ。

自動ファイル整理機能など設定メニューも進化

 電子書籍ストアの追加を除けば、Build 15014の変更点は細かい内容のものだが、その多くは「設定」アプリに集中している。

 個人設定では「テーマカラー」を細かくカスタマイズ可能になったり、Wi-Fi接続設定の項目がシンプルに一つにまとめられたり、システム内のディスクの自動ファイル整理機能が追加されたりなどだ。

 自動ファイル整理機能については、設定アプリの「システム」→「ストレージ」にある「Storage sense」の項目からトグルボタンで変更できる。現時点では「テンポラリファイルの削除」と「ゴミ箱に収納されて30日が経過したファイルの削除」の2つの機能が用意されており、今後のカスタマイズなどで対象を拡大できるようになるとみられる。

Build 15014 ストレージの設定から、自動ファイル削除機能をオンにできる

 設定関連では、バッテリー駆動状態を確認するタスクバー上のアイコンをクリックして展開されるメニューに「スライドバー」が追加され、動作状況を一発で細かく制御できるようになった。ただし現時点では一部のPCにのみ提供されている機能のようで、筆者のSurface Proでは項目そのものが出現しなかった。

Build 15014 バッテリー駆動状態を一部のPC限定ながらスライドバーで変更できるようになった
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