任天堂の新ハード「Nintendo Switch」や、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのプレイステーション 4用VRシステム「PlayStation VR」など、最新ゲーム機が話題になっています。
一方で、手のひらサイズのファミコン型端末「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が世界の各市場で品切れ状態になるなど、懐かしいレトロゲーム機も人気です。
今回は、ITmedia PC USERやITmedia LifeStyleで取り上げた、レトロゲームにまつわる漫画や記事を紹介していきます。「ファミコンあるある」からバーチャルボーイまで、さまざまなゲームを振り返っていきます。
ファミコンがやりたくて仕方なかった子供時代、小学生はファミコンの貸し借りで「社会」を学んでいた――斎藤充博さんの漫画連載「コンピュータ・メモリーズ」では、そんな子供時代の「ファミコンあるある」を振り返っています。
「ファミコン目当てで友達の家を転々とする」「死んだら交代ねと言うと、大人から簡単に死ぬとか言うなと怒られる」「ファミコンソフトの貸し借りで友達をトラブルになる」など、ゲーマーなら誰もが1度は体験したことがある思い出を漫画で紹介しています。
毎日のように、放課後友達の家に入り浸ってゲームをしていたあの日。彼らはゲームを通して友達と触れ合い、時にはけんかしながら、社会というものを学んでいたのかもしれません。
PlayStation VRなどの視界を覆うヘッドマウントディスプレイを見て、かつて任天堂が開発した“とある3Dゲーム機”を思い出した人も少なくないようです。
そのゲーム機は、1995年に発売された「バーチャルボーイ」。テーブルにスタンドを立て、真っ赤なゴーグル型のボディーで立体映像を楽しむ、任天堂の意欲的な家庭用ゲームマシンで、PlayStation(1994年)やセガサターン(1994年)などのライバル機とはひと味違う「知る人ぞ知るハード」とされていました。
バーチャルボーイは、赤と黒で表現された奥行きのある画面でゲームを楽しむもので、モノクロでニンテンドー3DSを立体視しているような体験といえば分かりやすいかもしれません。PlayStation VRのように、視界全体が映像で覆われたり、モーショントラッキング機能を備えていたりはしていませんが、1995年当時にこれほど意欲的で挑戦的なハードがあったのかと驚いた人も多いはず。
レトロゲームマニアの榎戸利光さんは、「赤黒のみのグラフィックとはいえ、1995年当時での3Dは衝撃的。ワイヤーフレームもしっかりしていて、何より赤いハードというのがお気に入りです。こんなものを形にしたのかと、任天堂のチャレンジ精神に感動したのを覚えています」と、当時の思い出を語ってくれました。
また、連載「サダタローの『シェアさせていただきます』」でも、サダタロー氏がバーチャルボーイをプレイ。慣れないレトロゲームに大人たちが四苦八苦しています。
そんな任天堂は、3月に新型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売。据え置きゲーム機としても携帯ゲーム機としても遊べる新世代のハード機を世に送り出しています。
ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメント)といえば、『パックマン』や『ゼビウス』など数々の名作ゲームを生み出してきた企業ですが、その事業領域はアミューズメント施設、テーマパーク、業務用ゲーム機、家庭用ゲームソフトと多岐にわたります。
ナムコ(当時)の創業者である故・中村雅哉氏のむちゃぶりから生まれたヒト型の受付ロボット「受付小町」も、そんなナムコの精鋭たちが作り出したロボットの1つ。まだ現役受付嬢として、門前仲町にあるバンダイナムコスタジオのロビーで来客や社員を温かく迎えてくれます。
受付小町の企画・開発からレストア(修理)とリニューアルまでを担当した5人のキーマンたちへのインタビューでは、1980年代にナムコが開発したロボットやエレメカ(体感型のアミューズメント機器)の貴重な資料なども紹介しました。迷路脱出ロボット「マッピー」や、ラジコンロボットの「サンダユウ」と「コスモ星丸」、はげまし人形「龍馬くん」など、懐かしのナムコロボットが数多く登場します。
1980年代のロボット事業に始まり、ゲームスペース「ミライヤ」、オリジナルビデオ「未来忍者 慶雲機忍外伝」など、常に未来を見据えて時代を先取りしてきたナムコ。これまで培ったノウハウは、お台場に期間限定でオープンしたバンダイナムコエンターテインメントのVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」などにも生きています。
2017年夏には、バンダイナムコエンターテインメントが、VRなど最先端技術を活用したエンターテインメント施設「VR ZONE Shinjuku」を期間限定で新宿・歌舞伎町に登場します。
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