―― これから新人賞に応募される方になにかアドバイスはありますか。
カミツキ 最後まで書けずに応募できない方も多いと思うんですが、締め切りを作ること、それと進捗表を作ること、この2点は最低限必要だと思います。応募要項にはページ数の指定が幅をもって書かれていますが、編集さんによるとラノベとしては256ページがちょうどいいらしいので、まずはそれをターゲットとして、1日5ページとか決めて書き進めていきます。もっと書けるときは貯金のつもりでどんどん書き、進まないときはト書きでもいいから必ず5ページ終わらせます。そうすれば2カ月以内に書き上がります。あと、自分で改稿する時間は絶対持った方がいいです。いちから書くことに比べると改稿は全然楽ですしね。
―― 一太郎には目標まであと何%、という表示機能があるので、それを活用するといいかもしれませんね。本日はどうもありがとうございました。
記事中の作例は「セラエノの小さな物語2」に収録されている、カミツキレイニー作「赤ずきん喫茶」。氏のシリーズ作「憂鬱なヴィランズ」との関連性を想像するとさらに楽しめるかも。「セラエノの小さな物語2」はサイバーミステリーの第一人者としても知られる作家、一田和樹氏が編纂したアンソロジー。全編を無料で閲覧できる(http://p.booklog.jp/book/43748)オフィススイートにおけるMicrosoft Officeのシェアは圧倒的であり、メーカー製PCであればWordとExcelがバンドルされていることが多い。さらに最近ではサブスクリプション制を取りながら、メールサーバ機能、クラウドストレージとともに丸ごと一式で提供されるOffice 365も展開している。そのため、ビジネスでWordを利用している人はかなり多いだろう。
さらに、自宅で一太郎を使っていても会社ではWordを使うという人も多く、一太郎ユーザーの中でも一太郎とWordを併用する人は比較的多いようだ。Wordを使う理由に「元々インストールされていた」「会社で決まっているから」「シェアが高いから」といった外的要因が多いのに対し、一太郎ユーザーは「あえて」一太郎を選択しているケースが多いのではないだろうか。一太郎とWord、両方を使っているからこそ、一太郎を選ぶ理由には重みがある。
今回の一太郎2017は「書きたい」と思う気持ちを奮い立たせるバージョンアップだ。最も安価な「一太郎2017 ダウンロード版」通常版でも1万7280円(税込)だが、月286円(税別)のATOK Passportに入会すれば7992円(税込)の特別優待版が購入できる。この機会に「書くこと」を追求したワープロが33年という月日を経てどう進化を遂げたのか、体験してみてはいかがだろうか。
人工知能で変換精度を高めた新「ATOK 2017」
一太郎 2016/ATOK 2016発表会リポート
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