RAW現像もVRも! 広色域の15.6型液晶を搭載したクリエイター向けノートPC「DAIV-NG5720S1-SH2」徹底検証(1/2 ページ)

» 2017年04月12日 19時33分 公開

sRGB比95%の色再現性の高いIPS液晶を採用

 今回紹介するマウスコンピューターの「DAIV-NG5720S1-SH2」は、15.6型ワイド液晶を採用したクリエイター向けノートPC。今年2月に発売された「DAIV-NG5720」シリーズに属する製品だ。


 シリーズとしての特徴は、sRGB比95%の「広色域」液晶パネルを搭載している点だろう。液晶パネルは一枚ごとに色域にある程度のばらつきが起きる。このため本製品では出荷製品の液晶パネルの色域を測定し、「色域出荷データシート」も同梱しているほどだ。

試用機に添付されていた色域出荷データシート

 広色域であるほど色の表示範囲が広がるため、デジカメで撮影した写真をディスプレイ上に表示したときに、色の見え方の差が少なくなるといった特徴がある。クリエイター用PCとしては重要な要素の1つだ。

 液晶ディスプレイはノングレアタイプで15.6型の1920×1080ピクセル表示のIPS液晶を採用しており、画面サイズが大きく作業を快適に行える。実際に液晶ディスプレイをほぼ真上から見てもコントラストや色が変化は最小限で視野角も広い。

sRGB比95%の色域を持つ15.6型液晶ディスプレイ

 また、全モデルのGPUにデスクトップPC並みの3D描画性能を誇るGeForce GTX 1060を標準搭載している点も特徴。電力効率が大幅に改善された最新アーキテクチャ「Pascal」をベースとしたコアを採用し、デスクトップ版の同一名称のモデルとほぼ同等の描画性能を有している。

 CPUはCore i7-7700HQ(ベース2.8GHz/最大3.8GHz)がすべてのモデルに搭載されている。このCPUは4コアモデルでHyper-Threadingに対応、8スレッド同時処理が可能と、非常に高い処理性能を持つ。これにより画像編集やデジカメのRAW現像、動画編集といった負荷の高い処理もスムーズに行える。

CPUにはクアッドコア「Core i7-7700HQ」を搭載している。ハイパフォーマンスノート向けのCPUにはより高性能なものも存在するが、コストパフォーマンスの高さから採用例が多い。CPUコアはL3キャッシュの容量は6MB。ターボ・ブースト利用時には3.80GHzで動作する

GPU-Zで詳細を表示させたGeForce GTX 1060。ミドルレンジ用の「GP106」コアがベースとなっている。ベースクロックとブーストクロックがノート用のGeForce GTX 1060の定格よりも若干高めになっている(画面=左)。CPUに内蔵されたIntel HD Graphics 630。標準設定であるハイブリッドモードではアプリケーションの種類などに合わせて切り替えてて使用する(画面=右)

 DAIV-NG5720シリーズ各製品の違いは、メモリ容量やストレージの種類と容量をはじめとする構成の差にある。ここで紹介する「DAIV-NG5720S1-SH2」は、M.2タイプの高速SSD(容量256GB)とデータ用のHDD(容量1TB)を搭載したデュアルストレージ構成がウリだ。

重厚なボディーと高い拡張性

 ディスプレイが15.6型ということもあってボディーは大型だ。本体のサイズは385(幅)×271(奥行き)×25.4(高さ)mm、重量は約2.9kg。サイズからすると比較的軽い部類に入るが、ACアダプタのサイズが実測で168(幅)×84(奥行き)×38(高さ)mmと大きく、また重量もあるため持ち運びには厳しい。デスクトップPCの代替機としての運用を前提とした製品と言えるだろう。

 キーボードはLEDバックライトも搭載した107キータイプ。10キー付きだ。照明の暗い環境などでもキーボードの文字がしっかりと読み取れる。バックライトの明るさはソフトウェアコントロールにより、5段階の範囲で調整が可能。キーピッチは大型ノートであることから横が約19mmと十分に広い。また、キートップのサイズも主要キーが17(縦)×16(横)mmと大きい(変換キーやカタカナ・ひらがなキー、右ALTキーの横幅が13mmとやや小さめになっている)。

テンキー付きキーボードを搭載

 打鍵感はメカニカルなクリック感こそないもののしっかりとしている。タッチパッドは108(横)×57(縦)mmの大型タイプ。ボタンは独立したタイプでクリックボタンは、キーボードの構造と同一の物を利用することで、ミスクリックを防止するという配慮がされている。また、左右ボタンの中央部には指紋認証機能が装着されている。

 インタフェース回りも充実している。本体左側面にはHDMI、そして常時給電対応のUSB 3.0、mini DisplayPort×2が搭載されている。右側面には、S/PDIF端子、マイクイン、マイクアウトといった音声端子。その横のコネクタはSIM用のダミーポートで本製品では利用できない。その横はマルチカードリーダーだ。続いてType-C形状のUSB 3.1ポート×2、USB 3.0×1、LAN端子となっている。背面側にもUSB 3.0×1が用意されている。周辺機器の活用に便利だ。必要な機能は十分異常に備わっていると言えるだろう。

本体前面/背面

本体左側面/右側面

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