以前にも同じことを言った気もするが、人がPCに求めるものはさまざまだ。「とにかく処理速度を高速に!」「そんなことより持ち運びやすく!」という具合に、やりたい事や使う場所によってニーズは千差万別となる。
「普段は家で使って、たまに外に持ち出す」という使い方をする場合、14〜15型台のディスプレイを持つノートPCが最適解だ。
今回はその選択肢の1つとして、日本HPの15.6型ノートPC「HP Pavilion 15-cc001TX」(以下「15-cc001TX」)をご紹介する。この機種は「HP Pavilion 15-cc000」シリーズのパフォーマンスモデルの1つで、HP Directplus(Web直販)の標準価格は10万9800円(税別)となっている。
今回試用した15-cc001TXのボディーカラーは「モダンゴールド」だ。非常に落ち着いた雰囲気の金色で、つや消し加工がなされている。表面加工のおかげで汚れも付きにくい。筆者は体質的に「手に汗握る」ことが多いのだが、汚れの付きにくさは大いに評価したい。
本体のヒンジには、ディスプレイを開いた際にボディーを持ち上げるリフトアップ機構が取り入れられている。この機構はキーボード入力をより快適にするだけでなく、本体の放熱効率を高める効果を持ち、より快適にPCを使う一助となっている。
ディスプレイサイズの大きさを生かして、キーボードにはテンキーも付いている。表計算ソフトなど、テンキーがあると便利なシーンでは大活躍しそうだ。暗い場所で便利なLEDバックライトも備えている。
ちなみに、日本語キーボードの方向キー回りの形状は他言語版とは異なる。これは日本のユーザーからの意見を反映したものだ。
デザイン面では、ボディーの継ぎ目やネジを極力見せない工夫もなされている。スピーカーグリルの加工やイメージパッド(タッチパッド)周囲のダイヤモンドカット加工と合わせて、外観の優雅さを演出している。
ボディーカラーはモダンゴールドの他に「ロイヤルブルー」も選択できる(今回レビューしたモデルのロイヤルブルー版の型番は「15-cc003TX」)。こちらも非常に落ち着いた色味で好印象だ。
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