Radeon入り最強NUC「HADES CANYON」がアキバで大人気古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2018年05月29日 12時14分 公開

 先週、複数のショップで話題になっていたのはIntelの超小型ベアボーン「NUC HADES CANYON」だ。ボディーにドクロのイラストをあしらったハイエンドシリーズで、GPUにAMDの「Radeon RX Vega M」を統合したモバイル向けCPU「Kaby Lake G(開発コード)」を採用しているのが特徴だ。

Intel「NUC HADES CANYON」

 上位CPU「Core i7-8809G」(4コア・8スレッド、RX Vega M GH、TDP100W)を組み込んだ「NUC8i7HVK」が税込み12万5000円前後、下位「Core i7-8705G」(4コア・8スレッド、RX Vega M GL、TDP65W)搭載の「NUC8i7HNK」は同10万2000円弱となる。

 いずれもPCIe x4とSATA接続のM.2スロットを各1基とDDR4 SO-DIMMスロット2基、HDMI(2.0)とminiDP、Thunderbolt 3端子を各2基備えている。拡張スロットのスペースはない。Wi-FiとBluetoothはオンボードチップで対応している。

 “ドクロつき”のハイエンドNUCは2016年7月にCore i7-6770HQ搭載の「NUC6i7KYK」が登場しているが、今回は「上位はVRでもいけるというほどのGPUで、下位も普通にゲームがサクサク動く水準」(TSUKUMO eX.)と描画性能の期待値がさらに高い。

2016年7月に登場した「NUC6i7KYK」。税込み9万2000円弱で、こちらもヒットした

 売れ行きは好調だ。特に上位の「NUC8i7HVK」は週末を待たずに複数店で売りきれになるほどの反響がある。オリオスペックは「Radeon統合のKaby Lake Gということで注目している人が予想以上に多い印象です。ゲームはもちろん、色々な分野で使える強さがありますしね」と語る。

 ゲーム用途以外でも人気というのは各ショップで共通のようで、別のショップから「ゲームとVR用のほか、演算処理のために単位スペースあたり最もハイスペックな端末としてHADES CANYONを複数台買っていく人もいました。何なら(ゲームイメージの強い)ドクロ柄じゃない方が売れるのかも」といったコメントも聞いた。

ドクロのデザイン

 なお、NUC全体の売れ行きも全体的に上向いているそうだ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Core iの世代が上がってコア数が増えたのを切っ掛けに盛り返しましたね。以前は2万円以下のエントリーが中心でたまにNUC6i7KYKみたいなハイエンドが目立つという感じでしたが、最近はミドルクラスが普通に出ています」と話していた。

TSUKUMO eX.のNUC売り場。茶箱も含めて好調に売れているという

ニュース解説番組「NEWS TV」で記事をピックアップ

ITmedia NEWS編集部がYouTubeでお届けするライブ番組「ITmedia NEWS TV」で、この記事を取り上げています。ぜひ視聴・チャンネル登録をお願いします。


       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年05月17日 更新
  1. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年5月16日現在】 (2025年05月16日)
  2. 米国発のPCケースブランド「Okinos」が日本上陸 3面ピラーレスやキューブ型、木材装飾など9製品を5月17日に発売 (2025年05月16日)
  3. スマートホームデバイスと連携可能なCO2チェッカー リンクジャパン「eAir3」を「SwitchBot CO2センサー」と比較してみた (2025年05月15日)
  4. アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」の新型が好調な売れ行き その理由を解き明かす (2025年05月16日)
  5. リプレースを迎える小中学校の「学習用端末」 PCメーカー各社が「Next GIGA」向けPCを展示 (2025年05月15日)
  6. ロープロファイル磁気スイッチ搭載、ELECOM GAMINGの「VK720AL」を試す 次世代ゲーミングキーボードはさらに“低く速く”を目指した (2025年05月14日)
  7. 赤外線リモコンで家電製品をオン/オフできるオーム電機のリモートプラグ新モデル「OCR-RCT01W」を試してみた (2025年05月14日)
  8. MINISFORUM、Ryzen 9を搭載したコンパクト設計のデスクトップワークステーション (2025年05月15日)
  9. Onyx、筆圧ペン入力にも対応した7型電子ペーパー端末「BOOX Go 7」新モデル カラーモデルも投入 (2025年05月16日)
  10. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年4月10日現在】 (2025年04月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年