ファンレスなデタッチャブル2in1というスタイルの特性上、本体が熱くなってもキーボードに熱が伝わってくることはなく、ノートPCスタイルで利用する際に熱さが問題になることはない。手持ちでHuluでドラマを1.5時間ほど見てみたが、少し暖かくなる程度だった。
FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク実行直後にFLIOR ONEで撮影したサーモグラフィ(室温22度)。40℃近くなっているが、キーボードには別部品のため、発熱はほとんど伝わらないバッテリーのテストはbbench 1.01(海人氏・作)を利用し、10秒間隔でテキスト入力、60秒間隔でWebサイト巡回(10サイト)という条件で行った。電源プランは標準のバランスだが、輝度は最大にして行った(i1 Display Proの計測で457cd/m2)。残り20%までで5時間13分、残り5%まで6時間41分動作した。457cd/m2という高輝度を考えれば、十分な駆動時間だろう。最初から輝度を40%に下げれば2時間くらいは長く持たせることは可能と思われる。
Surface Proシリーズはこれまでスタンドやカバーキーボードの改良を重ねて進化してきた。USB Type-C(USB Power Delivery)での給電ができないなど、先進性という面では物足りない部分もあるものの、5世代目となる本製品は使い勝手の面では確実に洗練されている。
SIMフリーのLTE対応で機動力はさらに高まっており、LTEと顔認証の組み合わせにより、開いたらすぐにインターネットに接続できる状態になるレスポンスのよさは格別。すきま時間を活用したいユーザーにとっては最高のパートナーになるだろう。
直販サイトの価格は17万4744円(税込)だ。Office Home and Business 2016を含めた価格なので高価すぎるというわけでもないが、Officeを別途サブスクリプション契約しているユーザーなど、Officeが不要なユーザーもいるだろう。Officeなしの法人向けモデルは入手経路が限られているだけに、個人向けでもOfficeなしの選択肢を検討してほしいところだ。
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