Lenovoは8月30日(中央ヨーロッパ夏時間)、新型ノートPC「ThinkPad X1 Extreme」を発表した。ThinkPad X1シリーズとしては初めて「15型ディスプレイ」と「独立GPU」を搭載。薄型・軽量ボディーとハイパフォーマンスの両立を図っている。米国では9月から販売を開始する予定で、最小構成時の販売価格は1859ドル(約21万円)となっている。
なお、ThinkPad X1 Extremeは日本でも発売されたモバイルワークステーション「ThinkPad P1」の兄弟モデルでもある。
(ThinkPad X1 Extremeの国内販売は未定)
CPUは第8世代Coreプロセッサを搭載する。発売時は「Core i7 with vPro」が最高構成だが、12月をめどにCore i9も選択できるようになる予定だ。
外部GPUはNVIDIAの「GeForce 1050 Ti Max-Q」(ビデオメモリ4GB)を搭載している。これにより、従来のX1シリーズよりも3Dレンダリング、ビデオ編集やゲームを快適にこなせるようになる。
メモリスロットはDDR4規格のDIMMスロットを2つ備え、最大64GBまで搭載できる。
ストレージはM.2フォームファクタのSSD(Serial ATAまたはNVMe)を最大2枚まで搭載可能で、RAIDを構成することもできる(レベル0【ストライピング】とレベル1【ミラーリング】に対応)。最大で1TBのNVMe SSDを2枚(合計2TB)搭載する構成を選べる。
ディスプレイは15.6型IPS液晶で、解像度はフルHD(1920×180ピクセル)か4K(3840×2160ピクセル)から選択できる。
4K液晶はタッチセンサーを備え、「Dolby Vision」規格のHDR(高ダイナミックレンジ)表示に対応し、「Adobe RGB」の色域を100%表示できる。輝度は400nits(カンデラ/平方メートル)と明るめだ。4K液晶モデルはペン操作にも対応する。
サウンド面では「Dolby Audio Premium」に対応している。ヘッドフォン装着時は「Dolby Atmos」にも対応する。
Webカメラは720p(1280×720ピクセル)撮影に対応したもので、「ThinkShutter(物理的なカメラぶた)付き」か「Windows Hello対応の赤外線カメラ付き」を選択できる。
バッテリー容量は31Whで、満充電から最長で15時間駆動できる(MobileMark 2014での自社計測値)。バッテリーの急速充電(RapidCharge)にも対応している。ただし、ユーザーによる交換はできない。
ポート類は左側面に電源端子、Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C/DisplayPort)×2、HDMI 2.0、Ethernet(要変換アダプタ)とイヤフォンマイク端子を備え、右側面にUSB 3.1 Gen1(USB 3.0) Type-A×2(うち1つはPowered USB対応)とSDメモリーカードリーダーを備える。
ワイヤレス通信はIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)のWi-Fi(無線LAN)と、Bluetooth 5.0に対応する。
ボディーサイズは361.8(幅)×245.7(高さ)×18.4(奥行き)mmで、重量は約1.7kg(4K液晶モデルは1.8kg)となっている。
ITmedia NEWS編集部がYouTubeでお届けするライブ番組「ITmedia NEWS TV」で、この記事を取り上げています。ぜひ視聴・チャンネル登録をお願いします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.