米Microsoftが10月2日(現地時間)に発表した「Surface Pro 6」。前モデルとなる2017年6月発売の「Surface Pro」で消滅したナンバリングを再び復活させた。
Surface Pro 6は、Surface Pro(区別のため、以下先代と呼称)から何が変わったのか? スペックを突き合わせて比較していく。
まずCPUを見ていくと、Pro 6では最新の第8世代Coreを採用と、先代の第7世代Coreから進化。また、先代はCore i5の下にCore m3をラインアップしていたが、Pro 6はCore i5/i7の2構成としてエントリースペックを廃した。
メモリを見ても、先代は最小で4GBメモリをラインアップしていたのに対し、Pro 6では8GBと16GBのみであるため、最小構成でもCore i5/8GBモデルとなる。
従来のCore m3/4GBというモデルは「Surface Go」に役割をゆずったのかもしれない。
本体サイズは292(幅)×201(高さ)×8.5(奥行き)mmで先代から変わらず。ディスプレイサイズは12.3型、解像度も2736×1824ピクセルと据え置きだ。
一方、重量はi5搭載モデルで775g、i7搭載モデルで792g。先代からそれぞれ5g、10g重くなっている。ちなみに、公式サイトには「770gから」という記載もあるが、マイクロソフトに問い合わせたところ「775gが正しく、770gのモデルは存在しない」とのことだった。
本体カラーは先代がシルバーのみだったのに対し、Pro 6はプラチナの他、今回ブラックモデルを用意したことを強調している。
ただ、Pro 6は色によって選択できる構成が異なることに注意が必要だ。
最小構成であるCore i5/8GB/128GBと、最大構成であるCore i7/16GB/1TBを選択できるのはプラチナのみ。
ブラックで組める最小構成はCore i5/8GB/256GBとなり、最大はCore i7/16GB/512GBとなる。
Pro 6と先代の最小構成で価格を比較すると、Pro 6が12万9384円(税込、以下同様)、先代が11万4264円と先代の方が安く見えるが、これは先代にのみCore m3/4GBのモデルがあるから。Pro 6の最小構成であるCore i5/8GB/128GBの価格を先代で見ると、13万6944円とPro 6よりも高い。
また、Pro 6、先代ともに最大構成はCore i7/16GB/1TBだが、Pro 6は29万304円、先代は34万1064円と、こちらでもPro 6の方が安い。
筐体が変わらず、スペックが進化して価格が安くなったモデルがSurface Pro 6といえそうだ。
なお、現状Pro 6ではLTEモデルがラインアップされておらず、遅れて発売するようなことも特にアナウンスされていない。
最後に、主なスペックを比較した表を掲載する。
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