現行の第8世代Coreシリーズの品薄ぶりが前回のレポートより一段と深刻化している。Core i5がほとんど在庫切れになっているショップが多く、価格表を見るとCore i7やCore i3にも「売り切れ」の札が広がっている。
パソコンSHOPアークは「トータルで10万〜15万円くらいにまとめたい人にちょうどいいところに直撃しているので、私たちも厳しいですし、お客さんに申し訳ないですね。回復のめどは立っていません」と気をもんでいた。
第8世代Core i5前後の代替CPUとしては、AMDの「Ryzen 5」の売り上げが伸びたと語るショップが複数あった。その他、少数ながら第7世代CoreシリーズやX299系のCore i7、同i9が売れたという話も。ただし、トータルの売れ行きをみると「機会損失」(某ショップ)といった声が聞かれる。
そこで期待されているのが、第9世代の「Core i5-9600K」だ。他の新世代よりも先行、かつ潤沢な量が出回るのではとウワサされており、ドスパラ秋葉原本店は10月19日22時販売解禁とツイートで明言している。税込み3万4980円だ。
同店は「9600Kはi5上位なので全ての穴は埋められないと思いますが、それでも現状ではニーズを埋める最も力のある選択肢になるのでは。上位のCore i9-9900KとCore i7-9700Kはまだ発売予定が確定していませんが、むしろCore i5先行でちょうど良かったかもしれません」と話していた。
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