1月4日、年末年始のセールが継続中のアキバ自作街を歩くと、「好景気が自作にも降りてきた」と言われた1年前と同じような賑わいが感じられた。パーツショップの店内も混み合っており、ある店員さんは間隙を縫って「ハイエンド狙いや光モノ狙いの方が全国から集まっています」とコメントをくれた。
しかし、売り場に並ぶ品々やPOPなどの様子にはさまざまな違い見られる。最も目立つのはCPU売り場の異変。本来売れ筋にあるはずのIntel「Core i」シリーズの在庫が全般的に薄いのは、2018年何度かレポートした通りだ。
代わりに前面に出されていたのはAMDのRyzenだ。代理店の後押しもあり、Ryzenと対応マザーにノベルティグッズなどの特典を付けた限定セットを扱うショップを複数みかけた。
パソコンSHOPアークは「『Core iがないならRyzenで組もう』という人は2018年からじわじわ増えていますし、もともと対応マザーに割安なモデルが多いのでとっつきやすいところもあるんですよね。好評です」と話す。
また、上位モデルの品薄ぶりも強まっているようだ。ドスパラ秋葉原本店は「Core i9-9900Kあたりは再び枯渇ぎみです。リテール品がなくなって、バルクが人気を引き継いでいますが、週明けまで持ってくれるかという不安はあります」と話していた。
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