セキュリティ強化+UEFI BIOS刷新 「ThinkPad X」「ThinkPad T」2019年モデルが一挙登場MWC19 Barcelona(2/2 ページ)

» 2019年02月26日 19時45分 公開
[井上翔ITmedia]
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ThinkPad T490

 ThinkPad T490は14型ディスプレイを搭載するパフォーマンスノートで、「ThinkPad T480」の後継に相当する。販売価格は999ドル(約11万円)から。

ThinkPad T490 ThinkPad T490

 ボディーサイズは311.9(幅)×217(高さ)×16.5(厚さ)mmで、幅と高さこそ先代より少し増したが、厚みはわずかに削減している。最軽量構成の重量は1.46kgとなる。

【訂正:2月28日11時10分】初出時、ThinkPad T490の最軽量構成重量を1.22kgとしていましたが、正しくは1.46kgです。おわびして訂正いたします

 プロセッサはCore-i5 8265UまたはCore-i7 8565Uを選択可能。外部GPUとして「NVIDIA GeForce MX250」(ビデオメモリ2GB)を搭載する構成も用意している。

 ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。WQHD(2560×1440ピクセル)液晶については、Dolby Vision規格のHDRコンテンツに対応している他、Adobe RGBの色域を100%カバーしている。

  • HD(1366×768ピクセル)液晶、220nits
  • フルHD IPS液晶、250nits
  • フルHD IPS液晶、タッチ対応、300nits
  • フルHD IPS液晶、PrivacyGuard搭載、400nits(後日追加)
  • フルHD IPS液晶、低電力、400nits
  • WQHD IPS液晶、HDR対応、500nits

 メインメモリはオンボード+SO-DIMMスロット(DDR4-2400)という構成で、最大48GBまで搭載できる(カスタマイズ構成では最大32GBまで)。SSDは最大1TB(PCI Express接続)を搭載できる。必要に応じてLTEモジュールも追加できる。バッテリー容量は50Whで、最長16時間稼働する(低電力液晶搭載構成の場合、MobileMark 2014での計測値)。

 本体の左側面には、USB 3.0 Type-C端子、Thunderbolt 3端子、ドッキング端子、USB 3.0 Type-A端子、HDMI出力端子、イヤフォンマイク端子とmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。USB 3.0 Type-C端子とThunderbolt 3端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort出力にも対応している。

 右側面にはスマートカードスロット(構成による)、USB 3.0 Type-A端子(Always-On対応)とGigabit Ethernet端子を備える。背面にはSIMスロットを用意している(構成による)。

三面図 左側面、右側面と背面の図

ThinkPad T490s

 ThinkPad T490sは14型ディスプレイを搭載するスリムなパフォーマンスノートPCで、「ThinkPad T480s」の後継に相当する。販売価格は1279ドル(約14万円)から。

ThinkPad T490s ThinkPad T490s(ブラック)

 ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。WQHD液晶については、Dolby Vision規格のHDRコンテンツに対応している他、Adobe RGBの色域を100%カバーしている。

  • フルHD IPS液晶、250nits
  • フルHD IPS液晶、タッチ対応、300nits
  • フルHD IPS液晶、PrivacyGuard搭載、400nits(後日追加)
  • フルHD IPS液晶、低電力、400nits
  • WQHD IPS液晶、HDR対応、500nits

 ボディーカラーはブラックに加えてシルバーも用意。シルバーは天板にアルミニウム素材を採用している。サイズはカラーと搭載するディスプレイによって以下の通り異なる(米国における製品情報に沿って記載、以下同)。

  • ブラック(WQHD液晶と低電力液晶):329(幅)×225.8(高さ)×16.1(奥行き)mm
  • ブラック(その他の液晶):328.8(幅)×225.8(高さ)×16.1(奥行き)mm
  • シルバー(全構成):329.15(幅)×226.45(高さ)×17.2(奥行き)mm

 最軽量構成の重量も、カラーとディスプレイによって以下の通り異なる。

  • ブラック(フルHDタッチ液晶):1.35kg
  • ブラック(その他の液晶):1.27kg
  • シルバー(全構成):1.49kg
2色展開 T490sはシルバーモデルも用意。天板がブラックとは異なる素材、構造となっている

 メインメモリはオンボード実装(DDR4-2400)で、最大32GBまで選択可能。SSDは最大1TB(PCI Express接続)を搭載できる。必要に応じてLTEモジュールも追加できる。バッテリー容量は50Whで、最長16時間稼働する(低電力液晶搭載構成の場合、MobileMark 2014での計測値)。

 本体の左側面には、USB 3.0 Type-C端子、Thunderbolt 3端子、ドッキング端子、USB 3.0 Type-A端子、HDMI出力端子、イヤフォンマイク端子とmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。USB 3.0 Type-C端子とThunderbolt 3端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort出力にも対応している。ドッキング端子はアダプター(別売)を接続することでGigabit Ethernet端子として利用することもできる。

 右側面にはスマートカードスロット(構成による)、USB 3.0 Type-A端子(Always-On対応)とGigabit Ethernet端子を備える。背面にはSIMカードとmicroSDXCメモリーカードのコンビスロットがある(SIMカードはLTEモジュール搭載構成のみ)。

三面図 左側面、右側面と背面の図

ThinkPad T590

 ThinkPad T590は15.6型ディスプレイを搭載するパフォーマンスノートPCで、「ThinkPad T580」の後継に相当する。販売価格は1029ドル(約11万4000円)から。

ThinkPad T590 ThinkPad T590。今回紹介するモデルの中では唯一テンキー付きキーボードを備える

 ボディーサイズは329(幅)×227(高さ)×19.1(奥行き)mmで、最軽量構成の重量は1.75kgとなる。バッテリー容量は57Whで、最長16時間稼働する(MobileMark 2014での計測値)。

 ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。4K(3840×2160ピクセル)液晶については、Dolby Vision規格のHDRコンテンツに対応している他、Adobe RGBの色域を100%カバーしている。

  • フルHD IPS液晶、250nits
  • フルHD IPS液晶、タッチ対応、250nits
  • 4K IPS液晶、HDR対応、500nits(後日追加)

 その他の仕様・構成については、T490と同様となる。

三面図 左側面、右側面と背面の図
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