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» 2019年02月26日 19時45分 公開

MWC19 Barcelona:セキュリティ強化+UEFI BIOS刷新 「ThinkPad X」「ThinkPad T」2019年モデルが一挙登場 (1/2)

ThinkPadの主力モデル「ThinkPad T」「ThinkPad X」両シリーズに、2019年モデルが登場。全モデルで「顔認証」と「カメラぶた」が両立できるようになった他、多くのモデルで電子プライバシーフィルターを搭載可能に。UEFI BIOSもユーザーインタフェースを刷新し使いやすくなった。【訂正】

[井上翔,ITmedia]

 Lenovoは2月25日(中央ヨーロッパ時間)、13.3型ノートPC「ThinkPad X390」「ThinkPad X390 Yoga」、14型ノートPC「ThinkPad T490」「ThinkPad T490s」と15.6型ノートPC「ThinkPad T590」を発表した。米国ではいずれも3月から販売を開始する予定となっている。

(日本での発売は現時点で未定)

(記事中の構成は米国において選択可能、または選択できる予定のもの)

ThinkPad X390 Yoga ThinkPad X390 Yoga

新モデル共通の特徴

 今回発表されたThinkPadは、第8世代Coreプロセッサを搭載。企業向けの管理機能を強化したvPro対応のCore i7プロセッサも選択できる。

 物理的なカメラぶた「ThinkShutter(シンクシャッター)」は、Windows Hello対応の赤外線カメラを備える構成にも対応。Webカメラを搭載する全構成がThinkShutter付きとなった。ThinkPad X390/T490/T490sについては、電子プライバシーフィルター「ThinkPad PrivacyGuard」を搭載する構成を選択できる(参考記事)。

ThinkShutter 赤外線カメラ付き構成もThinkShutterに対応

 また、今回発表されたモデルは、UEFI BIOS(ファームウェア)のユーザーインタフェース(UI)を刷新。各種設定を簡単に行えるようになった。デバイスの管理性も向上しているという。

新セットアップ画面 新しいUEFI BIOSの設定画面。この例では、プライバシー保護のためにシステム情報を非表示にする設定となっている
現行セットアップ画面 現行のUEFI BIOSの設定画面。テキストベースだ(写真は「ThinkPad X1 Carbon」の2017年モデル)

 ThinkPad X390/X390 Yoga/T490sについては、Intelの「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)+Bluetooth 5.1」モジュールも選択可能とされている。ただし、このモジュールを搭載する構成の発売時期は未定だ(現時点において、米国の製品情報サイトに構成として記載なし)。

ThinkPad X390

 ThinkPad X390はクラムシェルタイプのモバイルノートPCで、「ThinkPad X280」の後継に相当する。販売価格は1099ドル(約12万円)から。

ThinkPad X390 ThinkPad X390

 アルファベットの次の数字から分かる通り、画面は先代の12.5型から13.3型に大型化した。ボディーサイズは311.9(幅)×217(高さ)×16.5(厚さ)mmで、幅と高さこそ先代より少し増したが、厚みはわずかに削減している。最軽量構成の重量は約1.22kgとなる。

 プロセッサはCore-i5 8265U(1.6G〜3.9GHz)またはCore-i7 8565U(1.8G〜4.6GHz)を選択可能。ディスプレイは以下のいずれかを選択できる。

  • HD(1366×768ピクセル)液晶、250nits(カンデラ/平方メートル)
  • フルHD(1920×1080ピクセル)IPS液晶、300nits
  • フルHD IPS液晶、タッチ対応、300nits
  • フルHD IPS液晶、PrivacyGuard搭載、400nits(後日追加)

 メインメモリはオンボード実装(DDR4-2400)で、最大16GBまで選択可能。後日、32GB構成も追加される予定だ。SSDは最大1TB(PCI Express接続)を搭載できる。必要に応じてLTEモジュールも追加できる。バッテリー容量は48Whで、最長で17.6時間稼働する(MobileMark 2014での計測値)。

 本体の左側面には、USB 3.0 Type-C端子、Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)端子、ドッキング端子、USB 3.0 Type-A端子、HDMI出力端子、イヤフォンマイク端子を備える。USB 3.0 Type-C端子とThunderbolt 3端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort出力にも対応している。ドッキング端子はアダプター(別売)を接続することでGigabit Ethernet端子として利用することもできる。

 右側面にはスマートカードスロット(構成による)とUSB 3.0 Type-A端子(Always-On対応)を備える。背面にはSIMカードとmicroSDXCメモリーカードのコンビスロットがある(SIMカードはLTEモジュール搭載構成のみ)。

三面図 左側面、右側面と背面の図

ThinkPad X390 Yoga

 ThinkPad X390 Yogaは画面が360度開く2in1ノートPCで、「ThinkPad X380 Yoga」の後継に相当する。販売価格は1359ドル(約15万円)から。

ThinkPad X390 Yoga ThinkPad X390 Yoga

 ディスプレイはタッチ・ペン操作対応の13.3型フルHD IPS液晶(300nits)の1種類のみ。操作用のペン「ThinkPad Pen Pro」も付属する。メインメモリは最大16GBまで搭載できる。ボディーサイズは310.4(幅)×219(高さ)×15.95(奥行き)mmで、最軽量構成の重量は1.33kgとなる。バッテリー容量は50Whで、最長14.5時間稼働する(MobileMark 2014での計測値)。

 それ以外の基本的な仕様はThinkPad X390と同様だが、スマートカードスロット(構成による)が本体左側面に、SIMスロット(構成による)、microSDXCメモリーカードスロットとHDMI出力端子が右側面に移動している。

2面図 左右側面の図。ThinkPad X390から一部の配置が変わっている(写真はLTEモジュール非搭載構成)
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