2月22日以降、「GeForce GTX 1660 Ti」搭載カードの新製品ラッシュが続いている。先週もASUSTeKからは3連ファン搭載モデル「ROG-STRIX-GTX1660TI-O6G-GAMING」と、シングルファン採用の174mm長モデル「PH-GTX1660TI-O6G」、玄人志向からはデュアルファン採用の「GF-GTX1660Ti-E6GB/DF」が登場している。税込み価格は順に4万6000円強、4万1000円前後、3万8000円前後。
「各店が(先に在庫を裁きたい)GTX 1060中心の売り方をしていることもあって、まだ注目を浴び切れていない感じがあります」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)といったコメントが聞かれるように、GPU全体の売れ行きはまだ本調子ではない様子だ。しかし。「税込みで3万円台後半になるモデルはちょくちょく売れていますね」(TSUKUMO eX.)といった声もある。
そうした動きの裏で、Raeon RX 590/580/570搭載カードの売れ行きがここ最近目立って伸びているといった話を複数店舗で聞くようになっている。パソコンSHOPアークは「RX590搭載でも税込みで3万2000円台から見つかりますからね。RX570ならキャンペーンなどで2万円台前半もみかけます。単純に費用対効果でみて優秀なので選ぶという人は増えていますね」と話す。
また別のショップは「ひと昔前はGeForceからRadeonへの乗り換えはあまり考えられなかったですが、いまはわりと普通という感じで垣根みたいなものを感じていない人が増えている印象です。とくに2〜3万円台のカードなら、バリバリハイエンドのこだわり派みたいな人も少ないので、実利で柔軟に動くのかもしれません」と推測していた。
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