8億台稼働を達成したWindows 10の“次”は何が変わる?鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2019年03月13日 12時00分 公開
前のページへ 1|2       

ちらつきはじめる「Chromium Edge」の姿

 MicrosoftがEdgeのレンダリングエンジンをEdgeHTMLからChromiumベースへと変更し「新生Edge」をリリースすると宣言したのは2018年12月だが、その姿がリーク情報を通じておぼろげながら見えつつある。

 2月末に開発途上版と思われる“Edge”のアイコンのリークが紹介されたことを皮切りに、3月初旬にはNeowinがこのChromium Edgeのスクリーンショットの流出画像を掲載するなど、周囲が幾分かにぎやかになりつつある。最初の流出版が「Canary」の頭文字である「CAN」、次の画像が「Developer(Edition)」の「DEV」を示した文字をアイコンに投影していると考えれば、Windows Insider Program利用者向けの提供開始も間もなくなのではと予想している。

 このChromium Edgeの提供が近いと予想される一方で、当面は「Windows 10の64bit版のみ」のリリースとなることが見込まれる。Neowinが前述のリーク画像を掲載した翌日、Microsoft関連のリーク情報で知られるWalkingCatが紹介したトラブルシューティング情報によれば、利用可能環境として「Windows 10(64-bit)」が記されている。残念ながら元のドキュメントはすでに削除済みだが、アーカイブされた文章が残されているので確認できる。

Windows 10 アーカイブされたMicrosoftのChromium Edgeのトラブルシューティング用文書

 実際のところ、周辺情報ばかりが出てくるだけでChromium Edge本体に関する重要な情報はほとんど出てきていないのだが、Microsoftが19H1の4月リリースに向けて全力を傾けていることを考慮すれば、その次の19H2を経て20H1まで、1年近い猶予を使って本格リリースに向けた検証を進めていくのではないかと考える。

 現状の企業ユーザーでのEdgeのシェアを考えれば、Webアプリケーションでの対応にそれほど時間を要さないとも思われるが、やはり世界で8億台のデバイスが稼働するOSのデフォルトブラウザが大きな変更を行うという事実もあり、ある程度の慎重さをもって同社は移行を進めていくのだと考える。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月04日 更新
  1. 充電ストレスからの解放! 「Apple Watch Ultra 3」を選んだ理由と実機を使って分かったこと (2026年01月03日)
  2. 「35歳以下は節約しか知らない」 シャープが“野性味”を取り戻すために選んだ、オール日本人体制への回帰 (2026年01月01日)
  3. クルマは95%の時間停まっている――シャープが挑む「部屋になるEV」と、大阪・堺筋本町への本社移転が示す覚悟 (2026年01月02日)
  4. アイ・オー・データが「Amazon 初売り」に参加 ゲーミングディスプレイやスティックSSDなどがお買い得 (2026年01月03日)
  5. イヤフォン連携&文字起こし無料! 無線機能を省いて物理ボタン搭載の異色AIレコーダー「HiDock P1」実機レビュー (2026年01月04日)
  6. トラックボールの大定番がモデルチェンジ! 新「Expert Mouse TB800 EQ」(レッドボール)を試す (2025年12月29日)
  7. 家族4人で「XREAL One Pro」を使ってみた “推し活”からガチの格ゲーまで、視野角57度の魅力 (2025年12月30日)
  8. 現役情シスの2025年ベストバイ 外付けGPUボックスで脱・デスクトップ、そして“ZUNDAルーター” (2025年12月30日)
  9. 新しい年をいい音で始めよう――エージング用の音源セットもあるゼンハイザーのオーディオ機器がお得 (2026年01月03日)
  10. 光学ドライブをあきらめない! 2026年に向けた「手持ちパーツ流用」で安くPCを延命/自作ガイド (2025年12月31日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年