米Amazon.comは何にでも音声アシスタントの「Alexa」を搭載しようとしています。次は、オリジナルブランドで米Appleの「AirPods」のような「Alexa搭載無線イヤフォン」を開発中とのうわさです。
Alexa搭載の無線イヤフォンは既にソニーや米Boseから出ていますが、Amazonオリジナルであればお手頃な値段を期待できそうです。
Amazonはこれまで、「Kindle」や「Fire TV」、「Amazon Echo」シリーズなど、いつのまにか結構いろんなハードウェアを発売してきました(スマートフォンの「Fire Phone」はうまくいきませんでしたが……)。
Amazonのハードウェアはどれも、おしゃれじゃないけど安くて実用的で、手軽な感じ。220円なのにおいしいコーヒーを出してくれて、居心地もそこそこいいコーヒーチェーンみたいなイメージです。
そして、Amazonはタイムセールの度に、自社ブランドのハードウェアをかなりの値引き率で安売りするので、ついつい買ってしまいます。
家の中を探してみたら、Kindleの電子書籍リーダーやタブレットが5枚出てきました。「Kindle Fire HDX(2013年発売の7型モデル)」「Kindle Fire HD 8タブレット(第3世代)」「Kindle Paperwhite(第5世代)」「Kindle Voyage(第7世代)」「Kindle Paperwhite(第10世代)」です。
確かもう1枚7型のFireがあったはずなんですが、あまりにも手軽なのでどこかに挟まったまま迷子になっている模様です。
Fireシリーズは私ので、電子書籍リーダーは夫のものです。Amazonプライム会員の私はプライムビデオも見たいので、カラーディスプレイのFireシリーズ派。夫はiPadもたくさん持っているので、KindleはSF本読書専用のE Ink派です。
最近夫が買った最新の「Kindle Paperwhite」は、待望の防水対応。3月末のタイムセールで買いました。
スペックは一番高い組み合わせで、32GB、広告なし、Wi-Fi+無料4G。2万2980円のところ、タイムセールで3000円引きの1万9980円だったそうです(いずれも税込み)。
夫は容量が大きいマンガはiPadで読んでいるので、「Paperwhiteは安い8GBモデルで十分だったのでは?」と尋ねると、「無料4Gが使えるのは、32GBだけだったから」だそうです。
無料で4Gが使えるPaperwhiteといっても、Kindle本のダウンロードとWhispersyncでの端末間の同期、Wikipediaでの調べ物くらいでしか使えないんですが、タイムセールで安くなっていると強気になりますね。
広告の表示は、ありとなしの価格差は2000円ですが、絶対広告なしをおすすめとのこと。米国では「広告あり」モデルを買っても、後からお金を払って「広告なし」に切り替えられますが、日本では今のところそれができません。起動する度に広告をスワイプで消すのは、せっかく紙の本に近い感覚で読書できる体験を損なうんだそうです。
購入してまだ3日目ですが、お風呂読書で長風呂になりました。おおむね気に入っているそうです。
そんなわけで「Amazon版AirPods」も、それほどスタイリッシュじゃなくても基本を押さえたイヤフォンで、AirPodsの半額くらいで発売すれば、いけるかも。AlexaにはKindle本の朗読機能もあるので、朗読専用イヤフォンとして通勤で使えそうです。
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