今時のゲーミングPC、予算感は15万〜30万円が標準的?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2019年04月22日 17時20分 公開
[古田雄介ITmedia]

 初任給や初バイト代などが入った直後の大型連休は、マシン一式を組み立てる需要が増すとアキバの方々で聞く。最近はゲーミングPCを組みたいというユーザーが多いそうなのだが、そこでよく語られる予算の目安は「本体だけで15〜20万円、周辺機器込みで20〜25万円前後」だ。「本体10万円でもギリギリOK」と言われた2010年代前半から考えると、ずいぶん高値にシフトした感がある。

上がる要因はYouTube、光モノ、Pascal――ゲーミングPCの予算感

 その要因を、街のショップに尋ねた。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「確かに、Sandy Bridgeが登場した2011年頃はCore i7の最上位が3万円で買えましたし、為替の関係もあって全体的にパーツが安かったですね。ただ、今も内蔵GPUやGeForce GTX 1050Tiカードを使えば10万円でゲームが楽しめる構成が組めなくはないんですよね。お客さんが求めるゲーミングPCの最低ラインではなくなっているというだけで」と語る。

パソコン工房 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店に貼られている「普通のゲーミングPC」構成表
パソコン工房 予算目安は税込み12〜13万円となっている

 “最低ライン”が底上げされた理由には、人気PCゲームの要求スペックの上昇が挙げられることが多い。その根本をたどると「家庭用ゲーム機のスペックが上がったことで、『せっかくPCでゲームをやるならハイスペックを』という要望が高まっているのはあるでしょう」(ドスパラ秋葉原本店)という話も。

 加えて、著名なプロゲーマーが使っているPCへの憧れが醸成されていることも無視できない。「YouTubeやeスポーツイベントなどを通して、憧れのゲーマーさんと同じ構成のマシンがほしいと考える人は増えていると思います。液晶やキーボードも含めて」(パソコンSHOPアーク)

 また、強化ガラスパネルを採用したケースや光モノの流行などで、マシンの外観に予算をかけるのも定番になっている。TSUKUMO eX.は「光モノでも、マザーボード制御よりも、より高価なCorsairやNZXTなどの専門ブランドでそろえる人が増えています。ここに注力するとさらに数万円の予算が必要になるので、トータルで考えると重要なポイントとなりそうですね」と話していた。

ツクモ TSUKUMO eX.の6階にある光モノ展示コーナー

 マシンスペックの最低ラインは大きく変わらないものの、そこから上積みするバリエーションが増え、憧れという引力が増したことで、全体として予算感がアップしているそうだ。それが顕著になったのは、Pascalアーキテクチャー(GeForce 10シリーズ)の登場というのは多くのショップの共通意見だ。

 「あそこでハイエンドクラスの単価がググンとアップしましたからね。昔ならエンスージアスト向けだった7〜8万円から10万円超えのグラフィックスカードが、わりと普通の選択肢になった。今だと『ゲーミングならRTXじゃないと』という人も珍しくないですしね」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)

 大型連休にはどんなマシンが多く組まれるのか。引き続き注目していきたい。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  5. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年