ASUS JAPANは6月14日、ゲーミングPCブランド「ROG」シリーズを一斉に発表した。ノートPCとデスクトップPCを合わせて18モデルと、豊富なバリエーションを含めてまさに怒濤(どとう)の展開だ。
日本でも参考出品されたハイエンドモデル「ROG Mothership GZ700GX」の今秋発売がアナウンス(税込みで100万円オーバー)された他、上位モデルでは7月〜8月となるが、多くは6月21日に販売予定になっている。今回は、その中から中核となる「ROG Strix G G531G」シリーズの最上位モデル「ROG Strix G G531GW」を紹介しよう。
ASUSのROGシリーズといえば、その名の「Republic Of Gamers」が示す通り、ゲーミングブランドとして2006年のスタートから、マザーボードを皮切りにノートPC、デスクトップPC、さらにはスマートフォンや周辺機器に至るまでさまざまなモデルを展開している。パッケージから製品の外観に至るまで、独特の世界観を持ったROGシリーズは、多彩な製品を用意している同社の製品群の中でも、かなり異彩を放っているといえる。
このROG Strixシリーズで特筆できるのは、BMW Designworksとのコラボレーションだ。かつてはHP(現在の日本HP)のワークステーションや、ThermaltakeのPCケース「Level 10」およびマウスやヘッドセットなどを手がけたことでも知られており、がぜん期待が高まる。
発表会では、ASUSとBMW Designworksが作り出したデザインコンセプトモデル「ROG Face Off」が展示され、そのエッセンスがROG Strixシリーズなどに反映されているという。詳細は別記事でも取り上げているが、その成果は期待以上の内容といえる。
LEDの点灯ギミックやカスタマイズといったゲーミングPCに欠かせない要素を踏まえつつ、むしろ人に見せたくなる、持っていることを思わず自慢したくなるデザインだ。外装はプラスチック製だが、ヘアライン加工をあしらうことで金属ボディーのような質感を備えている。
もちろん、後述するように普段使いのPCとしてパワフルスペックを備えているだけでなく、これだけの機能と性能を約2.4kgのボディーに凝縮しているのもポイントだろう。
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