Googleから発売された「Google Nest Hub」(Google ストア価格で税込1万5120円)は、7型ディスプレイを備えた画面付きのスマートスピーカーだ。Google Homeファミリーとしては初のディスプレイ搭載モデルで、Amazonの「Echo Show」などに対抗しうる製品として期待は高い。6月12日に発売されたばかりの本製品を早速試してみた。
→・【後編】「Google Nest Hub」は画面付きスマスピで最高の完成度 気をつけるポイントは?
ボディーの外観は7型タブレットにスタンドを取り付けたような形状で、全体的に線の少ないデザインだ。ボディカラーの白には清潔感があり、どんな部屋にでもなじみやすい。台座のメッシュ部分は、従来のGoogle HomeやGoogle Home Miniと同じ意匠ゆえ、並べると同じシリーズだとすぐに分かる。
本製品は7型というサイズゆえ、10.1型のEcho Showのような威圧感もない。同じ画面サイズの他社製品としてはLINEの「Clova Desk」があるが、本体下部にスピーカーを備えるせいで正方形に近い外観で高さが173mmもあるのに対し、本製品は約118mmと背も低く圧倒的にコンパクトだ。安定感も高く、デスクやベッドサイドに設置しても倒れる心配はまずない。
操作は音声が基本だが、タッチスクリーンでも補助操作が可能だ。物理ボタンとしてミュートスイッチと音量ボタンも搭載されているが、いずれも背面に配置されており、正面からは存在を伺い知ることができない。そのため、正面からは非常にすっきりと見える。
画面の上部、ノートPCだとフロントカメラがある位置にカメラはなく、調光センサーが搭載されている。そのためTV電話には対応しないが、そもそもTV電話機能は万人が利用するわけではなく、不要という人もいるだろう(筆者がそうだ)。むしろプライバシーの心配が皆無という点で、昨今のトレンドを捉えた仕様と言えなくもない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.