既報の通り、NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は8月5日、同社の事業の源流となった「PC-8001」の生誕40周年にちなむ取り組みを発表した。
その記念品として、ハル研究所が「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」をベースに開発したのが「PasocomMini PC-8001」だ。LAVIE Pro Mobileの直販限定モデル「PC 40th Anniversary Edition Premium Package」(500台限定、以下「Premium Package」)に付属する他、8月6日から11月4日までにLAVIEブランドのPCを購入した人を対象に抽選で2000人にプレゼントされる。
この記事では、写真と共にPasocomMini PC-8001を簡単に紹介する。
記事中で使われているPasocomMini PC-8001は、報道関係者向けに提供された「メディアレビュー用」です。Premium Packageに付属する記念品、あるいはプレゼントで提供される記念品と一部異なる部分がありますのでご了承ください。
本体などが入る箱(パッケージ)のデザインは、当時の輸送箱を再現している。ただし、テープを使わず封ができるようになっていたり、NECロゴが無かったりと違いもある。
現代の製品らしく、箱の裏面には注意書きやバーコード(JANコード)もある。一応は一般販売を想定した準備もしているようだ(現時点において予定はない)。
PasocomMini PC-8001の付属品は以下の通り。
実際に利用するには、さらに別途以下のものを用意する必要がある。
なお、Premium Packageにはモニター以外の4点が付属するので、モニターさえ用意すればすぐに使い始められる。
先述の通り、起動に必要なシステムデータやゲームプログラムは、microSDメモリーカードに収録されている。利用開始前に、これを本体内部の基板に装着する必要がある。
本体ケースは磁石で固定されているので、手でパカッと開けるだけで基板へとアクセスできる。基板にあるmicroSDスロットにカードを入れ、ケースを元通りにしよう。
電源は本体背面から見て右側、キーボードは左側のMicro USB端子に接続する。通常、USBキーボードの接続コネクターは「Type-A」となっているため、接続には別途変換アダプターが必要となる。映像出力はMini HDMI端子となっているので、通常サイズのHDMI入力端子を備えるモニターと接続する場合は、対応するケーブルか変換アダプターが必要となる。
なお、本体ケースにある「電源スイッチ」と「リセットボタン」はダミーで押し込めない。電源のオン、オフは以下の方法で行える。
付属するソフトウェアの使い方については、別記事で紹介する。
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