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12.9型iPad ProとSurface Pro 6、「キーボードも使えるタブレット」としてはどちらが優秀?テキスト入力一本勝負(4/4 ページ)

» 2019年08月21日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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タイプカバー利用時のちょっとしたコツ

 なお、Surface Pro 6はSurface Goと同様、キーボードに角度をつけ、底面から若干浮かせた状態でタイプすることも可能だが、キーボードの面積がSurface Goに比べて広いためか、タイプ中にキーボードが若干しなりがちという問題がある。

 正確な入力に支障をきたすわけではないが、中央付近ほど入力音も響きがちで、全く気にならないかというとウソになる。個人的には、キーボードがデスクに接地するレイアウトで使うことをお勧めする。

Surface Pro 6はキーボードを底面から若干浮かせた状態でタイプすることも可能だが、キーを強く押し込むと若干キーボードがしなるように感じられる
どちらかというと、このように全面が接地するレイアウトで使った方が快適だ

大画面ゆえブラウザを参照しながらの入力も可能

 ところで、一般的にテキストを入力するといっても、そのスタイルはさまざまだ。エディタだけを起動して全画面で入力することもあれば、別のウィンドウで開いた書類やブラウザを参照しながら入力することもあるだろう。

 前回紹介した11型iPad ProやSurface Goの場合、画面サイズそのものが小さいことから、後者のスタイルはかなり難しかった。そもそもiPadの場合、画面上に2つのアプリを同時に表示するためには、Slide OverまたはSplit Viewという画面分割機能のいずれかを使う必要があり、重ねたウィンドウを切り替えるスタイルに比べ、自由度はあまり高くない。

 しかし今回の12.9型iPad ProやSurface Pro 6の場合、画面サイズが広いことから、資料を開きつつ、別画面でテキスト入力を行うのも簡単だ。特に12.9型iPad Proでは、Slide OverまたはSplit Viewでも、十分な表示面積を確保できる。

12.9型iPad Proでメモ帳を全画面表示した状態。さすがに広すぎて冗長な印象だ
背後にブラウザ(Safari)を開き、その手前にSlide Overでメモを開いた状態。ブラウザの情報を参照しながらテキスト入力するのも容易だ
こちらはSplit Viewで画面を二分割し、左にブラウザ、右にメモを並べた状態。先ほどの状態に比べるとブラウザは縮小されるが、こちらの方が使いやすいという人も多いだろう
Split Viewであれば画面の分割サイズも自由に調整できる
左右を入れ替えてメモをメインにすることも可能だ。Twitterのタイムラインを表示しつつテキストを入力する用途に向く

 11型iPad Proでも、Split ViewおよびSlide Overは利用可能なのだが、実際に使い比べてみると、やはりサイズ的に無理があると感じる。特に2ペイン方式のエディタを使っている場合、11型で画面を左右に分割して作業を行うのはまず絶望的だ。画面サイズが広いことは、テキスト入力のスタイルをより自由にするという意味でも、価値が高いことを改めて実感させられる。

どのような人にお勧めできる?

 最後に重量と価格について触れておこう。重量については、12.9型iPad ProとSmart Keyboard Folioの組み合わせは実測で約1042g、Surface Pro 6とタイプカバーの組み合わせは実測で約1095gと、ほぼ同等だ。

 前回の2製品はいずれも800g未満で、持ち歩きには最適だったが、さすがに1kgを超えるとなると、モバイルノートでも同等レベルの製品はあるだけに、大きなメリットにはなりづらい。可搬性を優先するならば、入力の快適性および性能が多少落ちても、最終的に前回の2モデルのいずれかという結論に落ち着いても不思議ではない。

 価格については、Surface Pro 6は最小構成でも約13万円(税込み、以下同)、ハイエンドな構成だと約29万円と、ノートPCと同等レベルだ。タイプカバーも1万7712円〜2万952円と高めだ。製品そのものに不満はないのだが、いかんせんこの価格になると、用途がテキスト入力オンリーでは、なかなか手を出しにくい。競合となるのは、むしろノートPCであり、今回試していないSurfaceペン(1万2744円)による手書き入力など、何らかのメリットを見出したいところだ。

 とはいえ、Surfaceは定期的にキャンペーンが行われており、現時点ではMicrosoft Store限定で本体とアクセサリーの同時購入で最大3割引となる「Surface Pro 6 お買い得セット」が実施されている。

 一方の12.9型iPad Proも、最も容量が少ないWi-Fiモデル(64GB)とSmart Keyboard Folio(2万4624円)の組み合わせで14万円台、1TBのWi-Fi+Cellularモデルをベースにすると25万円台と、こちらもかなりのお値段だ。1TBモデルについては他の容量よりもメモリが多く(4GB)、快適さ重視ならば他の容量よりお勧めだが、価格の高さはいかんともしがたい。

 ただ前回も述べたように、iPad Proの日本語入力システムはいまいちこなれておらず、上記の価格も踏まえて、テキスト入力を主目的としてiPad Proを一から購入するのは考えにくい。既にiPad Pro本体を所有しているユーザーが、テキスト入力の効率化を目的としてSmart Keyboard Folioを追加で購入するというのが、一般的な流れと言っていいだろう。

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