EIZOは11月1日、21.6型有機ELディスプレイ「FORIS NOVA(フォリス・ノバ)」を発売する。全世界500台限定生産で、日本では同社の「EIZOダイレクト」(Web直販)限定で販売する。価格は35万円(税別)となる。
FORIS NOVAは、EIZOブランドとしては有機ELパネルを搭載するディスプレイ。パネルはJOLED製で、コントラスト比は100万:1、アンチグレア(非光沢)加工となっている。解像度は4K(3840×2160ピクセル)で、「HDR10」「HLG」規格のHDR(ハイダイナミックレンジ)ソースの再生にも対応する。
有機ELパネルの特性を生かし、「制作者の意図に沿った映像を鑑賞できる」ようにするため、映像の調整は極力行わないようにしているという。応答速度は0.04ミリ秒で、遅延は秒間0.1フレーム(4K60p、1080pソース入力時)、色域カバー率は「ITU-R BT.2100」基準で80%だ。
映像入力は「Deep Color」と「HDCP 2.2/1.4」に対応するHDMI端子を2系統用意している。スティックタイプの映像デバイスを使うことを想定して、電源供給用のUSB端子も用意している。1W+1W(ステレオ)のスピーカーを内蔵し、ヘッドフォン出力とライン出力も備える。
ボディーはアルミダイキャストによる高精度造形で、カラーはFORIS NOVA専用の3色グレーによるトリカラーとなっている。背面のEIZOロゴはブロンズカラーだ。
サイズは約525.8(幅)×318.5〜358.5(高さ)×139.7〜285.0(奥行き)mm、重量は約3.2kgとなる。高さと奥行きはスタンドのチルト具合(11度から30度)によって変動する。
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