冷却ファンも目立った新製品が複数登場している。
クーラーマスターから売り出されたのは、12cm RGBファンの「MasterFan SF」シリーズだ。1基で使う「SF120R ARGB」に加え、2連で固定された「SF240R ARGB」と、3連固定の「SF360R ARGB」がある。価格は順に1800円弱、4000円弱、5400円前後となる。
2連と3連タイプはケーブル数が抑えられるので取り回しが楽な上、コネクタの消費も最小限にできるメリットがある。また、個別のRGBコントローラが付属しており、独立した制御で発光パターンを調整できる。
入荷したドスパラ秋葉原本店は「ケースのフロントや上部、水冷ラジエーターなどに固定するのに便利ですね。シングルのモデルも回転数が650〜2000rpmと幅広いので、CPUクーラーに使うこともできます。リーズナブルな価格ですし、いろいろな需要がありそうですね」と話していた。
なお、連結タイプの汎用ファンは、2019年7月にAntecから2連の「Prizm Cooling Matrix」が登場している。こちらは6500円前後だ。
一方、Sapphireからは同社のグラフィックスカード「NITRO+」シリーズに属するRadeon RX 5700 XT/5700モデル用の付け替えRGBファン「SAPPHIRE GEAR ARGB FAN」が登場している。価格は4500円弱だ。
3連ファンのNITRO+クーラーに対応するため、3基のRGBファンをセットにしており、同社のイルミネーション機能「TRiXX」をサポートする。なお、代理店のアクスによると「お手持ちの対象グラフィックボードのファンを本製品に交換することによって、グラフィックボードもしくは本製品の保証内容に変更が生じることはございません」という。
TSUKUMO eX.は「ファンがRGB化したら印象がかなり変わりますからね。最近のトレンドに乗ったオプションじゃないかなと思います」と評価していた。
独自仕様のAMD Radeon RX 5700シリーズ搭載グラフィックスカードも続々と登場しているが、その中の注目モデルを見ていく。
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