正常進化形? リニューアルしたAmazon「Echo」の第3世代モデルをチェックした山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

» 2019年10月17日 14時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 10月16日、Amazonのスマートスピーカー「Echo」のニューモデルが登場した。製品としては第3世代、日本国内で発売されるEchoとしては2代目に相当するモデルだ。

 これまで2年にわたって販売されていた第2世代モデルとは何が違うのか、また2018年に一足先にリニューアルした「Echo Plus」(第2世代)と比べて、どのような特徴があるのか。実機によるファーストインプレッションをお届けする。

Amazon Echo Amazon「Echo」第3世代モデル。4色あるボディカラーのうち、今回はチャコールグレーを購入した

第2世代Echo Plusとボディーを共通化

 まずは外観からチェックしていこう。従来の第2世代Echoと比べた場合の最大の違いは、直径が大きくなっていることだ。外周部がやや丸みを帯びたデザインになったため、背丈は低くなったように見えるが、実際には同じ148mmで差はない。つまり従来モデルに比べると、体積が増したことになる。

 実はこのボディーデザインは、ラインアップで上位モデルに当たるEcho Plus(第2世代)とウリ二つだ。色味は同じヘザーグレーでもわずかに異なるのだが、あくまでロットの違いというレベルで、隣に並べて濃淡がわずかに違う程度である。

 ボタン類も同一だ。天板部には従来と同じく、上下に音量調整ボタン、左にマイクのオン・オフボタン、右にアクションボタンが配置されている。外周部に、呼びかけたときなどに点灯する青く点灯するライトリングがある。これらはEchoシリーズに共通する意匠であり、新モデルに乗り換えても違和感がない。

 端子類は、電源ポートの隣に、イヤフォンなどを接続できるAUX端子が配置されている。AUX端子については、Echoとは機能が若干異なる(後述)他、従来あったゴムカバーも省かれているが、これはEcho Plusのそれと同一だ。また、付属の電源アダプターも、型番を見る限り、Echo Plusと共通のモデルだった。

 そのため外見だけ見ると、いい意味でも悪い意味でも新鮮さは全くない。機能面では、スマートホームハブの有無という大きな相違点に加え、Wi-FiがIEEE 802.11 11acに対応しているという新モデルならではの違いはあるが、こと外観だけでは、本製品とEcho Plusを見分けることは不可能だ。

Amazon Echo 付属品一式。本体の他、ACアダプター、スタートガイドというシンプルな内容だ
Amazon Echo 500mlペットボトルとのサイズ比較。背はそれほど高くない
Amazon Echo 従来の第2世代Echo(右)との比較。かなり太くなっていることが分かる
Amazon Echo 天板部のボタンは、アイコンこそ若干異なるものの、機能は同一だ
Amazon Echo 背面端子の比較。左が電源端子、右がAUX端子という配置は同じだが、電源端子の径が異なり、AUX端子のカバーの有無も違う
Amazon Echo 第2世代Echo Plus(右)との比較。同じチャコールグレーでも若干色味は異なるが、形状は同一だ
Amazon Echo もちろん天板部のボタンも同じ
Amazon Echo 背面端子も同一だ。ちなみに付属のACアダプターは全く同じ30W対応のモデルだった

 続いて、新モデルのソフトウェア面をチェックする。

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