10月16日、Amazonのスマートスピーカー「Echo」のニューモデルが登場した。製品としては第3世代、日本国内で発売されるEchoとしては2代目に相当するモデルだ。
これまで2年にわたって販売されていた第2世代モデルとは何が違うのか、また2018年に一足先にリニューアルした「Echo Plus」(第2世代)と比べて、どのような特徴があるのか。実機によるファーストインプレッションをお届けする。
まずは外観からチェックしていこう。従来の第2世代Echoと比べた場合の最大の違いは、直径が大きくなっていることだ。外周部がやや丸みを帯びたデザインになったため、背丈は低くなったように見えるが、実際には同じ148mmで差はない。つまり従来モデルに比べると、体積が増したことになる。
実はこのボディーデザインは、ラインアップで上位モデルに当たるEcho Plus(第2世代)とウリ二つだ。色味は同じヘザーグレーでもわずかに異なるのだが、あくまでロットの違いというレベルで、隣に並べて濃淡がわずかに違う程度である。
ボタン類も同一だ。天板部には従来と同じく、上下に音量調整ボタン、左にマイクのオン・オフボタン、右にアクションボタンが配置されている。外周部に、呼びかけたときなどに点灯する青く点灯するライトリングがある。これらはEchoシリーズに共通する意匠であり、新モデルに乗り換えても違和感がない。
端子類は、電源ポートの隣に、イヤフォンなどを接続できるAUX端子が配置されている。AUX端子については、Echoとは機能が若干異なる(後述)他、従来あったゴムカバーも省かれているが、これはEcho Plusのそれと同一だ。また、付属の電源アダプターも、型番を見る限り、Echo Plusと共通のモデルだった。
そのため外見だけ見ると、いい意味でも悪い意味でも新鮮さは全くない。機能面では、スマートホームハブの有無という大きな相違点に加え、Wi-FiがIEEE 802.11 11acに対応しているという新モデルならではの違いはあるが、こと外観だけでは、本製品とEcho Plusを見分けることは不可能だ。
続いて、新モデルのソフトウェア面をチェックする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.