VAIOは11月22日、15.6型ノートPC「VAIO S15」(個人向け)と「VAIO Pro PH」(法人向け)の2019年冬モデルを発売する。発売に先駆けて、カスタマイズモデルは11月12日9時から受注を開始した。想定販売価格は、VAIO S15のカスタマイズモデルが11万9800円から、同標準仕様(量販店)モデルが16万4800円から、VAIO Pro PHのカスタマイズモデルが12万2800円からとなる。
(記事中の価格は全て税別)
VAIO S15の2019年冬モデルは、4月に発表されたモデルをベースに、CPUを第9世代Coreプロセッサ(Coffee Lake-H)に変更してさらなるパフォーマンスアップを図っている。指紋認証に加え赤外線カメラによる顔認証にも対応し、セキュリティ面での「快」も向上している(※)。
※VAIO Pro PHのみ、Core i5モデルにおいて生体認証非搭載のカスタマイズに対応。その他の構成は全て「指紋認証+顔認証」固定
合わせて、VAIO S15についてはプレミアムモデル「ALL BLACK EDITION」を新規設定。想定販売価格は30万1800円(法人向けは30万6800円)からとなる。
CPUは「Core i5-9300H」(2.4G〜4.1GHz、4コア8スレッド)または「Core i7-9750H」(2.6G〜4.5GHz、6コア12スレッド)で、ALL BLACK EDITIONのみ「Core i9-9980HK」(2.4G〜5GHz、8コア16スレッド)を搭載する。メインメモリ(DDR4)は構成によって標準で4GB〜32GBを備える(増設不可)。
ストレージは2.5インチHDD(500GBまたは1TB)とM.2 SSD(128GB〜1TB)を搭載可能で、デュアルストレージ構成にもできる。ディスプレイの解像度はHD(1366×768ピクセル)、フルHD(1920×1080ピクセル)、4K(3840×2160ピクセル)の3種類から選択できる。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブまたはBlu-ray Disc(BD-RE)ドライブを搭載する。
OSはWindows 10 ProまたはWindows 10 Home(共に64bit版)をプリインストールし、「Microsoft Office」または「WPS Office」のライセンスを付帯することもできる。
ALL BLACK EDITION(カスタマイズモデルのみ)には、CPU以外にも構成上の制約があります。
通常モデルについても、構成の組み合わせによっては選べないオプションがあります。
ポート類は、左側面に電源ポート、Ethernet(有線LAN)端子、アナログRGB出力端子、HDMI出力端子、USB 3.0端子、Thunderbolt 3端子、イヤフォン/マイクコンボ端子が、右側面にUSB 3.0端子×2を備える。本体正面にはSDメモリーカードスロットも用意している。Thunderbolt 3端子はUSB 3.1 Type-C端子と、DisplayPort 1.2出力端子を兼ねている。
ボディーサイズは361.4(幅)×254.3(奥行き)×22〜26(厚さ)mmで、重量は約2.25kg。バッテリー容量は40Whで、VAIO S15の標準仕様モデルのバッテリー駆動時間は約5.0〜5.8時間(JEITA 2.0基準)だ。
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