AMDが64コア128スレッドの「Ryzen Threadripper 3990X」のリリースを予告第3世代Threadripperの攻勢が続く

» 2019年11月26日 00時40分 公開
[田中宏昌ITmedia]

 AMDは11月25日(現地時間)、Zen 2マイクロアーキテクチャを採用した第3世代Ryzen Threadripperを米国で発売(日本は11月30日予定)、その詳細を明らかにした。また、64コア128スレッドの最上位モデル「Ryzen Threadripper 3990X」を2020年に投入する。L2およびL3キャッシュメモリの容量は288MBで、TDP(熱設計消費電力)は280Wとなる。

第3世代Ryzen Threadripper 2020年に投入される「Ryzen Threadripper 3990X」。動作クロックなどの詳細は明らかにされていない

プラットフォームをTRX40に一新、下位互換性はなし

 今回投入される第3世代Ryzen Threadripperは、32コア64スレッドの「Ryzen Threadripper 3970X」(税別23万3800円)と、24コア48スレッドの「Ryzen Threadripper 3960X」(税別16万4800円)だ。

 7nmの製造プロセスを採用したCPU Complexを4基(1基あたり6コア〜8コア)実装し、12nmのI/Oダイに接続される。メモリアクセスチャンネルは2ch×2、PCI Express 4.0インタフェースを32×2レーン分を用意する。

第3世代Ryzen Threadripper 第3世代Ryzen Threadripperのラインアップと米国での価格
第3世代Ryzen Threadripper 第3世代Ryzen Threadripperのポジショニング
第3世代Ryzen Threadripper 第3世代Ryzen Threadripperの構成図

 新CPUの発表に伴い、プラットフォームが一新された。新しいソケットはsTRX4となり、チップセットはAMD TRX40となる。従来のTR4ソケットとは互換性がない形だ。

第3世代Ryzen Threadripper AMD TRX40プラットフォームのダイヤグラム
第3世代Ryzen Threadripper 競合のIntelプラットフォームに比べ、インタフェース面で速度やレーン数を圧倒する
第3世代Ryzen Threadripper メモリサブシステムも改善され、最大256GBまで搭載できるようになった
第3世代Ryzen Threadripper 新しいsTRX4ソケットの導入により、従来のTR4ソケットやX399チップセットとは断絶される
第3世代Ryzen Threadripper TRX40チップセット搭載のマザーボードが各社から発売される

 AMDが公開した資料によれば、競合のIntel製品に比べ、低価格ながら3DレンダリングやCADアプリケーション、動画編集、プログラムのコンパイルといったワークステーション用途だけでなく、ゲームタイトルでも高い性能を実現できるとアピールしている。

第3世代Ryzen Threadripper CINEBENCH R20におけるCPUの価格と性能をIntel製CPUと比較したグラフ
第3世代Ryzen Threadripper 3Dレンダリングの性能をCore i9シリーズと比較したグラフ。CPUのコア数が性能に直結するだけに、大きな差が開いている
第3世代Ryzen Threadripper 2560×1440ピクセルの画面解像度でAAAタイトルのゲームを比べたグラフ。多くのタイトルで、第3世代Ryzen Threadripperが競合と同等か上回るスコアを記録した

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