ベンチマークテストで性能を確認していこう。
テスト環境は前ページにまとめたが、UEFIの設定は全てデフォルトとした。今回は4コア8スレッドのRyzen 5 3400Gから、2コア4スレッドのAthlon 3000Gまで幅広いが、Athlon 3000Gは従来のAthlon 240GEから倍率ロックをなくし、GPUクロックを100MHz上昇させた格好だ。
CGのレンダリングスピードからCPU性能を測定するCINEBENCHでは、スペックに応じた差が順当に付いている一方、実際のアプリケーションを使ってシステムの総合性能を見るPCMark 10では下位モデルが健闘しているのが分かる。
続いては、内蔵グラフィックの性能を見てみる。3DMarkや「漆黒のヴィランズ ベンチマーク: ファイナルファンタジーXIV」といったゲームタイトルを実行した。
後者は「高品質(デスクトップPC)」とし、画面解像度を1920×1080ピクセルと1280×720ピクセルで比べている。Athlon 3000Gは、1280×720ピクセルで「やや快適」、1920×1080ピクセルだと「設定変更が必要」だった。
なお、DeskMini A300のマザーボードに搭載するチップセットのAMD A300はAPUのコアクロックやGPUコアクロックのオーバークロックは行えないが、メモリによる性能強化は可能だ。今回はDDR4-2400のメモリを使ったが、Radeon RX Vegaグラフィックスのグラフィックメモリはメインメモリと共有なので、DDR4-3200といったメモリに換装すれば、さらなるパフォーマンスアップを期待できる。
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