AMDが1080pゲーミングに最適化した「Radeon RX 5500 XT」を発表 2万円台前半から

» 2019年12月12日 23時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 AMDは12月12日(米国太平洋時間)、新型のGPU「Radeon RX 5500 XT」を発表した。同GPUを搭載するグラフィックスカードの日本における販売価格は、4GBモデルが2万円台前半から、8GBモデルが2万円台半ばから(いずれも税別)となる見込みだ。

【追記:12月13日12時】ゲームバンドルについて追記を行いました。それに伴い、見出しを変更しています

レファレンスカード Radeon RX 5500 XTのレファレンスカード

Radeon RX 5500 XTの概要

 Radeon RX 5500 XTは、10月に発表された「Radeon RX 5500シリーズ」の一翼を担うもの。1080p(フルHD:1920×1080ピクセル)でのゲーミングに特化した性能で、手頃な価格を実現している。

 計算ユニット(CU)は22基、ストリームプロセッサは1408基を備え、最大処理能力は5.2兆FLOPSとなっている。グラフィックスメモリはGDDR6規格で、容量は4GBまたは8GBから選べる。PCとの接続は「PCI Express 4.0」に対応している。

概要 Radeon RX 5500 XTの主なスペック(資料提供:AMD)

 先述の通り、RX 5500シリーズは1080pゲーミングに特化した設計で、AMDの自社調べではハイスペックなゲームにおいてNVIDIAの「GeForce GTX 1650 SUPER」よりもフレームレートが向上するものがいくつかあるという。

自社による比較 同じレンジに相当する「GeForce GTX 1650 SUPER」との比較(資料提供:AMD)

 さらに、先日リリースされたRadeon Software Adrenalin 2020 Editionに備わる「Radeon Anti-Lag」「Radeon Boost」を併用すると、さらなるパフォーマンス向上を期待できるという。

2020を使えばさらにパフォーマンス向上 Radeon Software Adrenalin 2020 Editionに備わるパフォーマンス向上機能を併用すれば、さらなる快適なゲーミングを期待できる(資料提供:AMD)

 Radeon RX 5500 XTでは、メモリが4GBと8GBのモデルが用意されている。コスト重視の人は前者、パフォーマンス重視の人は後者を選ぶと良いだろう。

メモリ容量による比較 メモリが多いモデルは、その分パフォーマンスアップを望める(資料提供:AMD)

「モンハンワールド」最新作のクーポンが付帯

 Radeon RX 5500 XTを搭載するグラフィックスカードを購入した人には、PC版「モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション」のライセンス(クーポン)がプレゼントされる。あくまでもライセンスのプレゼントなので、製品に付属のクーポンの指示に従ってライセンスの有効化とソフトウェアのダウンロードが必要だ。

 なお、米国ではこれに加えて「Xbox Game Pass for PC(Beta)」(日本未提供)のライセンス3カ月分も付帯する。

ゲームバンドル Radeon RX 5500 XT搭載のグラフィックスボード購入者には、もれなく「モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション」のライセンスと「Xbox Game Pass for PC(Beta)」(日本未提供)のライセンス3カ月分(北米のみ)がプレゼントされる(資料提供:AMD)

日本では12月18日午前11時から順次発売か

 米国では12月12日(発表日)から順次、Radeon RX 5500 XTを搭載するグラフィックスカードが発売される。発売を予定しているパートナーメーカーは以下の通りだ。

  • ASRock
  • ASUS
  • GIGABYTE
  • MSI
  • PowerColor
  • Sapphire
  • XFX

 なお、日本ではASRock、MSI、PowerColorが12月18日午前11時から発売することを発表している(12月12日午後11時現在)。

グラフィックスカード Radeon RX 5500 XTを搭載するグラフィックスカードは、米国では12月12日から順次発売される(資料提供:AMD)

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