サムスン電子のスマートフォン「Galaxy Note8」で紙とペンのような自然味ある書き心地を体験してから、Galaxy Noteシリーズのとりこになっていた筆者。11月にシリーズ最新作となる「Galaxy Note10+」のオーラホワイトを予約して購入した。
Galaxy Noteシリーズには、ワコムの「feel IT technologies」技術を採用した専用スタイラスペン「Sペン」が内蔵されており、本体から引き抜くと「Galaxy Notes」アプリが立ち上がり、即座に手書きメモが取れる。まるでポケットからメモとペンを取り出して、書くのと同じ気軽さだ。
テレビドラマなどで記者がメモ帳を取り出してメモを取っている様子を目にすることがあるが、Galaxy Noteシリーズは完全なメモ帳の代替品となりうる。取材の場面だけでなく、電車などで移動中、いきなりひらめいたことをなぐり書きするのにも紙の感覚でメモしていける。
Note8の時点で完成度は高かったため、Note10+で「大きな違いを感じるか?」と聞かれると少し困ってしまう。Galaxyシリーズは、既存の端末もOSバージョンアップ対象となるため、新機種で搭載される新機能もそれに合わせて実装されることが多い。Noteアプリで手書きした文字をボタンで一発テキスト変換してくれる機能とか、Wordファイルとして書き出してくれる機能とかが「Note10+で新登場した!」と思いきや、Note8でも使えるようになるため、「新機種とは……」というなんともいえない感情に浸ることもある。
とはいえ、若干ではあるがSペンは握りやすくなっているし、写真はよりきれいに撮れるし、ディスプレイサイズは大きくなったし、ボディカラーはきれいだし……と、所有欲を満たしてくれる。それだけでも、買って良かったと思えるアイテムなのだ。
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