PCを持っていない非クリエイターにも使ってほしい「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」が登場“液タブ事始め”に最適(3/3 ページ)

» 2020年01月07日 14時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
前のページへ 1|2|3       

複数のアプリケーションがパッケージに付属

 本体サイズは約357(幅)×225(高さ)×14.6(厚み)mm、重さは1kg。ディスプレイはノングレアタイプ(フェルト芯の利用は非推奨)の13.3型フルHDで、マルチタッチ操作には非対応だ。色域はNTSCカバー率が72%となっている。

 Wacom One Penの筆圧レベルは4096段階で、応答速度は26ms、19度の角度をつけられるスタンドを裏面に内蔵する。対応OSはWindows 7以降、macOS 10.13以降、Androidの一部だが、接続端末にHDMIとUSB Type-A端子がない場合は、別途アダプターが必要だ。

Wacom One 液晶ペンタブレット 13 Galaxy Noteシリーズに接続してDeX(PC)モードを表示しているところ。Sペンをそのまま使えるのがいい
Wacom One 液晶ペンタブレット 13 Wacom One専用接続ケーブル。PCとはHDMI、USB Type-A端子を利用する。電源はUSB Type-Aだ。5V2Aなので、モバイルバッテリーでも駆動する
Wacom One 液晶ペンタブレット 13 裏面にスタンドを内蔵している。置いた状態で使いやすい19度の角度がつけられる。後述する替え芯や、芯抜きツールはスタンドと本体の間に仕込まれている

 Wacom Oneには、「Bamboo Paperプロパック」、「CLIP STUDIO PAINT PRO」(最長6カ月ライセンス)、「Adobe Premiere Rush」(2カ月ライセンス)といったソフトウェアのライセンスがバンドルされる。これは、ワコムがWacom Oneを「デジタルスターターキット」として位置付けていることの現れでもある。

 本体以外の付属品は、Wacom One Penと標準芯3本、芯抜きツール、Wacom One専用接続ケーブル、ACアダプター、ACプラグヘッド、クイックスタートガイド、レギュレーションシートとなっている。なお、これらのアクセサリー類は後日販売予定とのことなので、破損した際にも安心して使い続けられるだろう。

 プロまたはハイアマチュアからエントリー向けまで、各種製品をそろえてきたワコムだが、「最終的なアウトプットに何を求めているかによって、製品を選べるようにモデルを用意した」と武藤氏。ソフトウェアがバンドルされていること、価格が比較的安価であることも含め、液タブ事始めには最適な製品ではないだろうか。

※記事初出時、一部の製品名などに誤りがありました。おわびして訂正します(2020年1月7日19時30分)。


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月25日 更新
  1. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  2. “家中どこでもコンセント”を実現 日常で使いたくなる実売1.5万円のポータブル電源「BLUETTI AORA 10」を試す (2025年12月24日)
  3. Ryzen 5 3500U搭載のミニPC「GMKtec NucBox G10」が20%オフの3万4999円に (2025年12月23日)
  4. クラウドストレージの金銭的負担が増してきた 回避策としてTerraMasterのNASキット「F2-425」を使ってみた【セットアップ編】 (2025年12月23日)
  5. 最大25Gbps! NTT東日本が国内最速インターネットサービス「フレッツ 光25G」を2026年春から提供 (2025年12月23日)
  6. なぜ発売? ドローン規制が厳しい日本でInsta360の新ドローン「Antigravity A1」が登場 その背景は (2025年12月23日)
  7. ヨドバシ限定、180Hz駆動の“ブラウン管風”ゲーミングディスプレイが9980円で販売中 (2025年12月24日)
  8. マウスコンピューターがWebサイトにおけるパソコンの受注を停止 2026年1月4日まで (2025年12月23日)
  9. PS5やPCで使えるハンコン「Logicool G G29」が35%オフの3万2800円に (2025年12月23日)
  10. 「秘伝のたれ」を捨て、ルンバは生まれ変わる――iRobotチャプター11申請も「ワクワクしかない」とアイロボットジャパン新社長が語る理由 (2025年12月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー