本体サイズは約357(幅)×225(高さ)×14.6(厚み)mm、重さは1kg。ディスプレイはノングレアタイプ(フェルト芯の利用は非推奨)の13.3型フルHDで、マルチタッチ操作には非対応だ。色域はNTSCカバー率が72%となっている。
Wacom One Penの筆圧レベルは4096段階で、応答速度は26ms、19度の角度をつけられるスタンドを裏面に内蔵する。対応OSはWindows 7以降、macOS 10.13以降、Androidの一部だが、接続端末にHDMIとUSB Type-A端子がない場合は、別途アダプターが必要だ。
Wacom Oneには、「Bamboo Paperプロパック」、「CLIP STUDIO PAINT PRO」(最長6カ月ライセンス)、「Adobe Premiere Rush」(2カ月ライセンス)といったソフトウェアのライセンスがバンドルされる。これは、ワコムがWacom Oneを「デジタルスターターキット」として位置付けていることの現れでもある。
本体以外の付属品は、Wacom One Penと標準芯3本、芯抜きツール、Wacom One専用接続ケーブル、ACアダプター、ACプラグヘッド、クイックスタートガイド、レギュレーションシートとなっている。なお、これらのアクセサリー類は後日販売予定とのことなので、破損した際にも安心して使い続けられるだろう。
プロまたはハイアマチュアからエントリー向けまで、各種製品をそろえてきたワコムだが、「最終的なアウトプットに何を求めているかによって、製品を選べるようにモデルを用意した」と武藤氏。ソフトウェアがバンドルされていること、価格が比較的安価であることも含め、液タブ事始めには最適な製品ではないだろうか。
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